東京・高円寺の老舗銭湯「小杉湯」~若者にも人気の理由

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黒木瞳がパーソナリティを務める番組「あさナビ」(ニッポン放送)に東京・高円寺にある老舗銭湯「小杉湯」の3代目、平松佑介が出演。80年以上の歴史を誇る老舗銭湯、小杉湯の人気の魅力について語った。

平松佑介

黒木)毎日さまざまなジャンルのプロフェッショナルにお話を伺う「あさナビ」。今週のゲストは東京・高円寺にある老舗銭湯「小杉湯」の3代目、平松佑介さんです。80年以上の歴史を持つ老舗銭湯の3代目ということですが、昭和8年創業の「小杉湯」とは、どのような銭湯なのでしょうか?

平松)みなさんがイメージするような、昔ながらのオーソドックスな銭湯です。外観は、宮造りという神社やお寺のような構えになっていて、なかは脱衣所に格子の天井があり、天井が高くて空間が気持ちいいです。お風呂は全部で4つあるのですけれども、1つが毎日やっているミルク風呂、あとは週替わり、日替わりでいろいろなお風呂を楽しんでもらえるようにしています。

黒木)外は宮造りの昔ながらの趣がある感じで、なかに入ると現代的なのですか?

平松)そういう感じです。

黒木)番台さんはいらっしゃるのですか?

平松)いますが、ホテルのフロント形式のようなスタイルになっていて、待合室もあり、お金を払ってから男女が分かれるというスタイルになっています。

黒木)受付のようになっているのですね。

平松)そうですね。

黒木)では老舗銭湯といっても、現代的にアレンジしていらっしゃるということですか?

平松)昭和8年からの建物であり、そこは雰囲気を大切にしつつ変化しながら、現代の人にも楽しんでもらえるような努力は常にしています。

黒木)素朴な疑問なのですけれども、銭湯に煙突があるではないですか。あれは何で沸かしているのですか?

平松)もともと薪で沸かしていたものの煙突、というスタイルが多いです。小杉湯は、創業時は石炭で沸かしていて、薪、重油、そしていまは都市ガスで沸かしています。都市ガスなので昔のような煙突は必要ありません。煙突自体に耐震の問題もありますので、取り壊しました。

高円寺純情商店街(高円寺-Wikipediaより)

黒木)他にもいろいろなイベントを開催していると伺いましたけれども。

平松)そうですね。地域のお客様から、銭湯で音楽のライブや演劇、落語などができないかとリクエストをいただくのです。

黒木)音響がよさそう。

平松)そうなのですよ。リバーブがすごくて(笑)。

黒木)歌も上手に聴こえそうですね(笑)。

平松)そうなのです。そういう企画をいただくことが増えて来たので、銭湯の開店前に音楽のライブや演劇、ダンスのイベントなどをやっています。

黒木)あとは、どんなところが我々のイメージする銭湯と違いますか?

平松)銭湯経営者や組合などの努力が実を結んでいるなと思うのですけれども、20~30代のお客様が増えています。

黒木)それはどのように分析していらっしゃいますか?

平松)シェアリング・エコノミーが浸透しているなと思うのです。銭湯はお湯をみんなで分けるので、お湯をシェアしているのですよね。番台でお金を払って、セルフサービスというスタイルなので、若い子たちが利用しているシェアハウスなど、場所や時間をシェアするスタイルと銭湯の相性がよくなっている。ちょっとしたレジャースポットのような感じで友達と来たり、飲み会の代わりに銭湯に来るというような使われ方が増えていますね。

黒木)お酒が飲めるところが、なかにあるのですか?

平松)はい。お風呂から上がった後はビールも美味しいので、終わった後の時間も楽しんでもらえるのはとても大事です。

平松佑介

平松佑介(ひらまつ・ゆうすけ)/株式会社小杉湯 代表取締役 小杉湯3代目

■1980年生まれ。東京都出身。
■2003年、スウェーデンハウス株式会社に入社。4年目で全国トップの営業成績を記録し社長賞を受賞、トップセールスとして活躍。
■2011年8月、株式会社ウィルフォワードを創業。国内最大手のタクシー会社の採用コンサルティング、WEB制作、マーケティング、法人営業部署の再生、広報部門立ち上げなどの組織変革や、中小企業の採用コンサルティングに従事。
■2016年10月より杉並区高円寺にある銭湯・小杉湯の3代目として働く。小杉湯に隣接した解体を控えた風呂なしアパートを舞台に、多様なクリエイターが共にくらし、それぞれの専門分野と銭湯を掛け合せた活動を展開した「銭湯ぐらし」や、銭湯の価値を再定義し新たな文化を作る「銭湯再興プロジェクト」を進行中。

番組情報

ENEOSプレゼンツ あさナビ

毎週月曜〜金曜 6:43 - 6:49

番組HP

毎朝、さまざまなジャンルのプロフェッショナルをお迎えして、朝の活力になるお話をうかがっていく「あさナビ」。ナビゲーター:黒木瞳

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