公式データ死者数が実際より少ないか~米のコロナ展開
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ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(7月3日放送)に外交評論家・キヤノングローバル戦略研究所研究主幹の宮家邦彦が出演。アメリカの新型コロウイルス感染による死者数が公式統計よりも多かったというニュースについて解説した。
アメリカの新型コロナ~死者の発表数が実際より少ない
アメリカのコロナウイルスの展開について、新型コロナウイルス感染が拡がった3~5月の死者数が、実際よりも少なくカウントされていた可能性が指摘されている。
飯田)アメリカは感染者数もかなり拡がっていますね。
宮家)アメリカは広いし、勝手なことをやる人たちが多いでしょう。しかも医療システムがバラバラです。お金持ち用からそうでない人たち用まで、たくさんあります。日本のように、戸籍や保健所などがしっかりしているわけではありません。発表されている数字が氷山の一角とは言いませんが、まだまだわからない部分が多いのではないでしょうか。それに、最近やっと大統領がマスクをすると言い始めた国ですから。
飯田)抑え込まないと経済への影響もある。そして、それは大統領選にも影響が出て来る。
宮家)そうですね。共和党の州知事さんたちは、トランプさんを応援するためなのかどうかわかりませんが、経済活動の自粛を解除しています。そうすると当然、感染爆発が再び始まるわけです。第2波どころか、第1波がかなり増えているという状況です。この状況で、医療のいろいろなところにしわ寄せが行っているのだと思います。
飯田)なるほど。共和党の州知事さんというと、テキサスあたりで拡がっています。
宮家)アメリカの医療専門家も、いろいろ思うところは多いのではないでしょうか。
飯田)専門家の意見と経済のどちらを取るかというような。
宮家)そのバランスは永遠の問題だと思います。
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