7月12日(日)、女優の戸田恵子がパーソナリティを務めるラジオ番組「戸田恵子 オトナクオリティ」(ニッポン放送・毎週日曜14時~14時30分)が放送。インド政府公認で、瞑想の最高のステージに達したヒマラヤ大聖者シッダーマスターで、“ヨグマタ”の称号を持つ相川圭子さんをゲストに迎え、瞑想がもたらす効果について語った。
インドでは最大の聖者協会から、ヨガと瞑想の最高ステージに達した人だけに贈られるシッダーマスターという称号を手にした相川さん。最近は、瞑想、マインドフルネスといった言葉を耳にする機会が多くなり、マインドフルネスは、大手IT企業のグーグルをはじめ、多くの企業が取り入れていることでも話題になっている。
瞑想と深く関わってきた相川さんが、自分の見えない部分を磨く大切さや、心を休めることの必要性を語った。
戸田:遠い昔ですけれど、私の高校が仏教の学校で座禅の時間もあったので、瞑想という時間を私は経験したことがあるんです。このマインドフルネスのルーツは、相川さんが修行されたヒマラヤ秘教に通じるそうですね。
相川:そうですね、内側から愛や平和が満ちるということで、マインドが悪い考えの方に行かないようにします。
戸田:ヒマラヤシッダーの瞑想も、そういうことですか?
相川:ヒマラヤシッダー瞑想も悟りを目指していて、心と体を純粋にして、そしてパワフルにして最高のクオリティの人間になっていく、人間を完成させていくという修行なんです。
戸田:そうなんですね。
相川:私達は欲望の心が出たり、羨ましがったり比較したり、常に心が働いているんです。いつも何かを欲しい欲しいと思ったり、あるいは不足していると思っちゃって、いつも平和じゃないわけです。
戸田:はい。
相川:だからもうちょっと丁寧に……。自分の家だったらきれいに掃除をしたり、きれいな洋服を着たり、化粧をしたりするんですけど、中までは手が届かないんですよね。癌になってから悪いものを取るとか、お腹が痛くなってから気づいたりするじゃないですか?
戸田:はい。
相川:自分の中に悪いものが潜伏して増大しているんですよ。いいものが増大すればいいんですけど、悪いものも歳とともに増大しているんですよね。恨みや怒りが増大して、ボーンと爆発したりね。優しさが満ち足りた気持ち、感謝が増大するとか、自分の体に感謝して愛するとか、そういうのを忘れてしまっている。
戸田:うーん……。
相川:瞑想を通して自分を磨いていく。見えないところを磨いていくということなんです。いまは、お仕事などでストレスが凄くたまる時代です。だから、心を休めようということなんですよね。
戸田:世界中の方が瞑想に興味を持っていますね。
相川:みなさん、内側を整える方法が分からないわけですよね。
戸田:瞑想は1日にどれくらいした方がいいんですか?
相川:いきなりやっても退屈すると思うので、上手に食らいついて、ずっと続けていくことが大切です。
戸田:朝、太陽の光を浴びるといいそうですが……。
相川:そういうのを浴びるのもいいと思いますよ。自分の中にもそういう太陽の光があるんですよね。そういう心に感謝して、心も体も信頼してね。ああしなきゃ、こうしなきゃと忙しくなったときに、いい意味でブレーキになって、今にいることが大切なんです。そこから何をしたらいいか考えると、無駄なことがわかるようになって、急に直感が目覚めてくるんですよ。
また番組後半には、戸田が相川さんのガイドの下、ヒマラヤシッダー瞑想を体験。戸田は「少し目を閉じただけでも、今までとは違う世界観が、感覚が自分の中に降りてくるなという風に思いました」と、どこかすっきりした様子で有意義な体験だったと語った。
番組情報
女優・戸田恵子が大人のクオリティ・オブ・ライフ(上質で豊な生活)をエンジョイするための「人・モノ・コト」にフォーカスする番組です。
大人の会話が弾むプチトリビア、大人が生活に取り入れたくなる情報をお届けする30分。ぜひお付き合いください。