8月17日、辛坊治郎が、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に生出演。政治・経済・文化・社会・芸能まで、一日の出来事の中から独自の視点でニュースをズーム、本質を解説する同番組の今回は、浜松市で41.1℃を記録するなど今年も猛威を振るっている「酷暑」について、国立環境研究所 地球環境研究センター副センター長・気候科学者の江守正多氏に訊いた。地球温暖化との相関関係はあるのか、そもそも地球温暖化が進むとどうなるのか。
辛坊が地球温暖化の原因を聞くと、江守氏は「IPCC(気候変動に関する政府間パネル)の専門家たちは、温暖化の主な原因は人間活動であるとしている」と答え、地球の気温上昇に関しては、「およそ200年前の産業革命前から考えると世界平均気温はおよそ1度上昇している」と回答。
辛坊が自身の友人に聞いた話で「ある島で長年ヨットに乗っている友人に聞くと、30年前はどんな雨風でも高潮でも水がかからなかったところに普通にかぶるようになっている」という一例を紹介して海面上昇にして聞くと、「世界平均では20cmほど上昇している。温暖化で海水が膨張したのが半分、グリーンランドや南極の氷河が溶けているのが半分の原因と言われている」とのこと。
辛坊の「放っておくとどうなるのか?」という問いには、「このままいくと、今世紀中に海面は平均1メートル上昇、世界の平均気温はおよそ4℃上昇する。これでいい影響がでるところもあって、例えば北海道でお米がたくさんとれるようになったり、北極海の氷が溶ける事によって、近道ができるかもしれない。その一方で、深刻なダメージを受けるところもある。例えば、シベリアでは、凍土が溶けて、線路が崩れたり建物が壊れたりする可能性がある」と回答した。
辛坊が以前、永久凍土が溶けると未知のウイルスや細菌が発現するという話を聞いたことがあると話すと、「ありうること」と江守氏は話した。
【番組概要】
■番組タイトル:「ニッポン放送 辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」
■放送日時:毎週月~木曜 15時30分~17時30分 生放送
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■番組HP:https://www.1242.com/zoom/
■ハッシュタグ:#辛坊治郎ズーム
番組情報
辛坊治郎さんが政治・経済・文化・社会・芸能まで、きょう一日のニュースの中から独自の視点でズームし、いま一番気になる話題を忖度なく語るニュース解説番組です。
[アシスタント]増山さやかアナウンサー(月曜日~木曜日)、飯田浩司アナウンサー(木曜日のみ)