『望み』堤真一×石田ゆり子 愛する息子は被害者か殺人犯か、それとも……

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【Tokyo cinema cloud X by 八雲ふみね 第913回】

シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信する「Tokyo cinema cloud X(トーキョー シネマ クラウド エックス)」。

今回は、10月9日公開の『望み』をご紹介します。

『望み』

雫井脩介の最高傑作を、堤幸彦監督がついに映画化!

「犯人に告ぐ」や「クローズド・ノート」など、サスペンスからハートウォーミングな物語まで、多彩な作品世界で読者を魅了する雫井脩介。

彼にとって渾身の力作にして代表作である「望み」が、堤幸彦監督の手で映画化となりました。比類なき心理サスペンスの誕生です。

『望み』

『望み』のあらすじ

一級建築士の石川一登とフリー校正者の妻・貴代美は、高校生の息子・規士、中学生の娘・雅とともに、一登がデザインを手がけたスタイリッシュな邸宅で幸せに暮らしていた。

ある日、規士が家を出たきり帰って来なくなり、連絡さえも途絶えてしまう。心配していた矢先、息子の同級生が殺害されたニュースが流れ、両親は胸騒ぎを覚える。

行方不明者は3人で、そのうち犯人だとみられる逃走中の少年は2人。警察によると、規士が事件に関与している可能性が高いという。

息子が犯人なのか被害者なのかわからないなか、たとえ犯人であっても生きていて欲しいと願う貴代美と、彼の無実を信じる一登。相反する父と母の望みが交錯するなか、事件の真相が明らかになって行く……。

『望み』

『望み』のみどころ

物語の主人公であり、建築家として成功した父・石川一登役に堤真一、一登の妻・貴代美役に石田ゆり子、物語のキーパーソンとなる長男・規士役に岡田健史、長女・雅役に、清原果耶。

誰もが羨む裕福な家族が事件に巻き込まれることで、絵に描いたような“幸せ”に亀裂が入って行く。揺れ動く家族の心情を、きめ細やかな演技で表現しています。

また共演には松田翔太、加藤雅也、市毛良枝、竜雷太をはじめとした実力派俳優が集結。上質のサスペンス・エンタテインメントが完成しました。

『望み』

父、母、妹。家族それぞれの心理描写の緻密さと、目まぐるしく変化して行く事件の全容から片時も目が離せない本作。

自分の息子が、友達を殺した犯人か、それとも友達に殺された被害者か。絶望的な“究極の状況”のなかで揺れ動く、登場人物たちの言動が心に深く突き刺さります。

そして最後に脳裏をよぎるのが、この映画のタイトル。「望み」という言葉を頭の片隅に置きながら、本作を観終わったとき、あなたは何を思い浮かべるでしょうか。

雫井脩介氏が「執筆時に最も苦しみ抜いた」というストーリーを、味わい尽くしてください。

『望み』

<作品情報>

『望み』

2020年10月9日(金)から全国ロードショー
監督:堤幸彦
原作:雫井脩介「望み」(角川文庫刊)
脚本:奥寺佐渡子
音楽:山内達哉
主題歌:森山直太朗「落日」(UNIVERSAL MUSIC)
出演:堤真一、石田ゆり子、岡田健史、清原果耶、加藤雅也、市毛良枝、松田翔太、竜雷太
(C)2020「望み」製作委員会
公式サイト https://nozomi-movie.jp/

連載情報

Tokyo cinema cloud X

シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信。

著者:八雲ふみね
映画コメンテーター・DJ・エッセイストとして、TV・ラジオ・雑誌など各種メディアで活躍中。機転の利いた分かりやすいトークで、アーティスト、俳優、タレントまでジャンルを問わず相手の魅力を最大限に引き出す話術が好評で、絶大な信頼を得ている。初日舞台挨拶・完成披露試写会・来日プレミア・トークショーなどの映画関連イベントの他にも、企業系イベントにて司会を務めることも多数。トークと執筆の両方をこなせる映画コメンテーター・パーソナリティ。
八雲ふみね 公式サイト http://yakumox.com/

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