鼻水って何? すすっちゃダメなの? 医師が回答
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ニッポン放送「草野満代 夕暮れWONDER4」(2月11日放送)で、「鼻水」に関して医師が回答した。
番組に寄せられた健康の疑問『10年ほど風邪をひかない丈夫な体が自慢でしたが、今年に入って風邪をひいてしまいました。久しぶりに鼻水に悩まされています。かんでもかんでも出て来る。そのうち、「鼻水ってそもそも何なのだろう? かんだ方がいいのか、すすってばかりいてはダメなのだろうか?」と疑問が湧いて来ました。鼻水について詳しく知りたいです』に対して、医師が回答した。
鼻は呼吸をするときに、空気を取り入れる最初の器官であることはご存知ですよね?
体を守るために、入って来る空気の温度や湿度を調節したり、異物の侵入を防いだりする必要があります。ですから、鼻のなかの粘膜はいつも湿った状態で、ある程度の粘液が分泌されています。それが鼻水です。
目を守るために涙がいつも目を覆っていますが、目と鼻は鼻涙管というトンネルでつながっていて、分泌された涙が鼻のなかにも入って来ます。つまり、涙も鼻水の一部になっています。
異物が入って来た場合などに分泌量が多くなると、鼻水がたらりと垂れて来るのです。垂れたままでは少しみっともないですから、鼻水はかむといいと思いますが、別にすすっても構いません。
回答協力:東京衛生アドベンチスト病院
番組情報
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