鼻をほじるとウイルスが入って来やすくなるの? 医師が回答
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ニッポン放送「草野満代 夕暮れWONDER4」(4月27日放送)で、「鼻ほじり」に関して医師が回答した。
番組に寄せられた健康の疑問『コロナウイルス対策で、目や口を手で触らないようにと気をつけていますが、昔からのクセで無意識に鼻を掻いたり、ほじったりしてしまいます。ヒノキの花粉症もあるので、どうしてもムズムズするのです。やっぱりウイルスは入り易くなるのでしょうか?』に対して、医師が回答した。
「風邪の原因のほとんどはウイルスです。残りは、細菌が原因となる風邪があります。通常、ウイルスや細菌の鼻からの侵入は、鼻毛がフィルターとなって防いでいます。
今年(2020年)に入ってから『新型コロナウイルス』の流行で、“手を洗うこと”の重要性が再確認されましたが、私たちの手には多くのウイルスや細菌が付着しています。
誰かの風邪のウイルスが、くしゃみや鼻水、咳によって飛び、知らず知らずに手で触っていたとしたら、“鼻ほじり”は、手指に付着したウイルスを直接鼻の穴のなかに入れてしまうリスクを高めることになります。
また、指の爪の部分で“ほじる”人が多いと思いますが、手を洗うときに爪の部分は洗い忘れる人が多く、ウイルスを感染させやすいと言えます。感染するとウイルスは増殖し、人によって差がありますが、くしゃみ、鼻水、のどの痛み、発熱といった風邪の症状へとつながって行きます。
鼻のなかが気になる場合は、ティッシュペーパーで鼻をかむことをおすすめします」
番組情報
素敵な音楽&豊かな暮らしを、あなたに!「草野満代 夕暮れWONDER4」
(放送は2020年7月2日まで)