「人はどこで寒さを感じるのか」に関して、ニッポン放送「健康あるあるWONDER4」(2月9日放送)で解説された。
番組に寄せられた健康の疑問『私はすごく冷え性で、冬場はとてもつらいです。人は寒さをどこで感じるのでしょうか?』に対して、日本健診財団の監修のもと、以下のように解説した。
「人が寒さを感じるのは、皮膚の表面です。皮膚の表面にはいわば寒さを感じるセンサーが備わっています。
皮膚の表面に冷気が当たるなどして、刺激が脳に伝わると、私たちは寒いという温度変化を感じます。衣服などでセンサーのある皮膚を覆うと、寒さが和らいだように感じるということです。
なお、人間の皮膚には寒さを感じるセンサーの他にも、痛みや暑さ、圧力などを感じるためのさまざまなセンサーがついています。いちばん多いのは痛みを感じるセンサーで、次に多いのが圧力。そして寒さ、暑さの順となっています。
なぜ痛みがいちばん感じやすいセンサーかと言うと、痛みは最も生命の危機に関係しているため、痛みを感じるセンサーが多くなっています。暑い、寒いではそう簡単に生命の危機にはならないということで、少し鈍感にできています」
協力:医療ライター・横井かずえ
監修:日本健診財団
番組情報
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