「冷え性」に関して、ニッポン放送「健康あるあるWONDER4」(12月29日放送)で解説された。
番組に寄せられた健康の疑問『夜寝るときに、靴下などを履いても冷え性に悩まされます。どうしたらいいでしょうか?』に対して、日本健診財団の監修のもと、以下のように解説した。
「寒いと感じると、私たちの身体は体温を保つために血管を縮めて血流を減らし、体の中心に血液を集めようとします。
そのため、中心から離れた細い血管には血液が行き渡りにくくなり、足や手などが冷えを起こす原因につながります。また、冷え性を悪化させる原因として、自律神経の働きや筋肉量なども関係すると言われています。
こうした原因から考えられる対策としては、適度な運動を習慣づけ、血流をよくするととともに、熱をつくり出す筋肉量も増やす。また、お風呂にゆっくりと浸かって全身を温め、気持ちをリラックスさせるといいでしょう。
脱水は血流の停滞につながりますので、こまめな水分補給を心がけることも大切です。その際、冷たいお水よりは白湯がおすすめです。
さらに、就寝時の靴下は足を締め付けないゆとりのあるものにして、汗をかくようであれば、レッグウォーマーにするなどの方法が考えられますね。
こうした日ごろの習慣によっても改善が期待されますので、毎日の生活に取り入れてみることをおすすめします」
協力:医療ジャーナリスト・森まどか
監修:日本健診財団
番組情報
健康の気になる話題、素朴な疑問に日本健診財団のお医者さんが答えます。
定期的に健康診断を受け、日頃から生活習慣には気をつけましょう!