「12星座」の“期間”と“位置”は、1つズレているんです
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。今回のテーマは「12星座」です。
占星術では、その人が生まれた時に太陽がどの星座の位置にあったか?で占っています。これは、「てんびん座」の人が生まれた時、太陽が「てんびん座」の位置にあったことを意味しています。ところが現在、実際にこの期間に太陽と一緒に回っているのは「おとめ座」なんです。つまり“1つ前の星座”ということになります。
どうして1つズレてしまっているのか?といいますと、太陽の通り道である黄道をより分かりやすくするために、角度を30度ずつ12等分しました。そこに12の星座の名前を付けました。この時、“基準となった点”のことを「春分点」といいます。
こうして12等分された星座のことを「黄道十二宮(こうどうじゅうにきゅう)」といいます。この黄道十二宮を設定した当時、春分点はちゃんと「てんびん座」の位置にあったそうです。それが長年にわたる地球の運動によって、位置が星座ひとつ分、ズレてしまったそうなんです。
12星座を紹介する時、「おひつじ座」から始まることが多いのは、当時春分点があった「おひつじ座」を基準に12等分したためではと考えられています。
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