都議選、衆院選にも影響する静岡県知事選挙 その争点は~立候補に向け自民・岩井茂樹参院議員 辞職願提出

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ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(5月13日放送)にジャーナリストの鈴木哲夫が出演。6月20日投開票の静岡県知事選挙について解説した。

2016参院選 第一声 自民・岩井茂樹=2016年6月22日 写真提供:産経新聞社

静岡県知事選挙~現職・川勝平太氏に自営業・石原義裕、自民党・岩井茂樹が出馬表明

自民党の岩井茂樹参議院議員は5月12日、6月20日投開票の静岡県知事選挙に立候補するため、議員辞職願を提出した。5月14日の参議院本会議で了承される見通しである。

飯田)6月3日告示、20日投開票の静岡県知事選挙。現在のところ出馬表明されているのは、沼津市の自営業・石原義裕さん、現職・川勝平太さん、そして自民党の岩井茂樹元参議院議員ということで、いまのところ3人です。

鈴木)川勝さんは実績もありますし、強いですから、自民党が候補を出せるのかどうかということでした。どうするのかというなかで、自民党本部が岩井さんを推薦することになりました。私は10年以上前に岩井さんを取材しています。

時代に合わせて少しずつ改革して行くのが保守

鈴木)2010年に当選したのだけれど、その前に1度、国政に挑戦して落選しているのです。そのときに取材しに行きました。当時、ポスターを見たら「保守」という文字が書いてあるのです。「若いのに、保守?」と思って気を引いたのだけれど、彼の保守論というのが面白かった。保守というのは「守る」「変わらない」という印象が強いですが、「時代に合わせて少しずつ改革して行くのが保守なのです」と言うのです。彼は老舗の呉服屋さんを例に挙げたのです。

飯田)呉服屋さん。

鈴木)そこに入ると、昔ながらの呉服屋さんで、正座して「いらっしゃいませ」とやるのだけれど、実はその膝の横にパソコンがあって、パソコンを打ちながら商売をする。「そういうことなのではないか」と。保守は伝統を守りながら、新しいものを入れて行く改革だと。これはかつて宮澤喜一さんが言った「保守は変えて行くことだ。改革なのだ」ということと同じです。

飯田)保守は改革であると。

鈴木)「保守」と言うと、頑なに守るという、「時代に戻れ」というような印象がありますが、実はそうではない。こういう若い人の保守論が自民党の主流になればいいと思って、当時「G2」という講談社のノンフィクション雑誌に書きました。安倍晋三さん、平沼赳夫さんや前原誠司さんなど、いろいろな人が言っている保守論の最後に、当時は若く無名だった岩井さんの保守論を掲載しました。

飯田)その当時からの付き合い。

鈴木)そういう意味では、新しい価値観を持って挑戦するということはいいことだと思います。ただ、現職の川勝さんは強いです。実績も残している。その辺りががっぷり四つの政策論争になればいいと思います。争点はリニア辺りになるのではないかな。もちろん、コロナもありますが、どのような論争になるのでしょうか。

ここでの選挙結果がこの先の都議選、衆院選にも影響する

飯田)報道によれば、川勝さんはリニア問題と新型コロナ対策、東京オリンピック・パラリンピックの成功に専心するということです。その危機にあるなか、継続が大事だとおっしゃっていますので、この辺りの、特にリニア問題は当然争点になる。

鈴木)あえて争点化する。選挙というのは、先に争点をつくった方が勝ちなのです。その辺り、川勝さんはさすがという感じがします。すでにリニアを口にしているでしょう。そこに岩井さんがどのように挑むかという構図でしょうけれども。

飯田)そうですね。

鈴木)選挙は、自民党が候補を出さないでということではなく、県民に選択肢を示して行われるということは、政治をやっている側の責任です。そういう意味では、選挙になってよかったと思います。

飯田)自民党としては、この先の都議選や、その先の衆院選も含めて考えると、ここの選挙は大事になります。

鈴木)大事です。この前、3つの国政選挙で負けているでしょう。今回も実質的に与野党の対決となっています。この結果が先の選挙にも影響します。

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