「稲川淳二の後継者」怪談家・ぁみが伝える“地図から消えた海岸”
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芸人であり手相占い師である島田秀平がパーソナリティのポッドキャスト番組「島田秀平とオカルトさん!」(ニッポン放送 Podcast Station ほか)。7月23日の配信回に、「稲川淳二の後継者」とも呼ばれる怪談家・ぁみが出演。知る人ぞ知る“地図から消えた海岸”にまつわる、不思議な出来事について語った。
ぁみ:7月22日が「海の日」だったという事で、海にちなんだ怪談話なんですけれども。日本で人気の海水浴場があって、そこから少し離れた場所にも人気の海水浴場があるんですよ。その2つの海水浴場の間に、とある砂浜があったんですね。
島田:はい。
ぁみ:この真ん中の砂浜で、焼死体が発見されたんです。
島田:海だから溺死体なら解りますけど、焼死体なんですね。
ぁみ:そうなんです。それから数日後に、また同じ砂浜で焼死体が発見されて……。また数日後、そこで焼死体が発見されたんです。その3人に面識はないんですけど、共通しているのが全員“44歳”なんですよ。
島田:えぇ~!?
ぁみ:そんな出来事が起こって、地域の人も寄り付かなくなった結果、“地図から消された”と言われているんです。
今でもネットで検索すると様々な噂が出てくる“地図から消えた海岸”。ここで不思議な体験した人がいるという。
ぁみ:私の知り合いで、この海岸の近くに住んでいる男性がいるんです。趣味で音楽をやっている人なんですけど、近所で演奏の練習をするとクレームが来てしまうらしいんですね。そこで、人気がない“例の海岸”で練習しようと思ったそうなんですね。
島田:霊を恐れている人には怖い場所だけど、彼は平気だったわけですね?
ぁみ:はい。霊を信じていない彼は、小さなトンネルを歩いて通って、この海岸に着いたんですね。当然そこには誰もいなくて、練習するにはもってこいの状況。彼はケースからギターを出して練習を始めたんです。ところが、しばらくして頭がボーっとし始め、寒気がしてきたそうなんですね。「潮風にあたって風邪をひいたのかもしれない」と思った彼は、帰ることにしたんです。ところが、彼がトンネルに近づいた途端、向こう側から強烈な風が吹いてきたんです。前に進めないほどの強風が。
島田:大人の男性が前に進めないほどって、かなりの強風ですよね。
ぁみ:そうなんです。でも帰るにはそこを通らなければいけないんです。しかも、風にあおられた砂が舞って、目に当たって痛いんですね。そこで、彼は体を後ろ向きにして、風を背に受けながら進もうとしたら……後ろに子供とか女の人とかおじいさんとか、いろんな人がこちらに手招きしていたんですよ。
島田:えぇー!?
ぁみ:このままではまずいと思った彼は、向きを前に戻して、全身に砂を浴びて痛みに耐えながら進んでいったんですね。もう火事場の馬鹿力で。そうしてやっと出口にたどり着いたら、風がまったく吹いていなかったんです。
島田:そんな……。じゃあ、霊が風を使って呼び寄せようとしていたってことですか?
ぁみ:そういう事になりますね。
島田:ちなみに、その海岸って日本海側ですか?太平洋側ですか?
ぁみ:太平洋側です。
島田:そっちなんですね!
今でも立ち入ることができるという“地図から消えた海岸”。手招きをしていた人々はいったい何を伝えようとしていたのだろうか……。
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番組情報
芸人であり手相占い師としても多くの著作を世に出す島田秀平がパーソナリティを務めるポッドキャスト番組「島田秀平とオカルトさん!」。
毎回、MC島田秀平だからこそ成立するゲストを招き、地上波ラジオでは掘り下げきれない、ポッドキャストならではのテーマで語り尽くす。
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