総裁選候補に岸田氏の名前を菅総理より先に挙げていた甘利氏
公開: 更新:
ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(9月3日放送)に自民党の甘利税調会長が出演。自民党総裁選について、また今後の自民党のあり方について語った。
新総裁が新総理大臣~風通しがよくなくてはならない
9月17日告示、29日投開票の日程で自民党総裁選が行われる。その総裁選を前にして、自民党税制調査会長の甘利明氏に話を訊く。
---
飯田)甘利さん、党全体を「チーム甘利」というような、そのトップに立つ、幹事長というようなことはどうでしょうか?
甘利)とにかく総裁選が終わって、新総裁が新総理大臣です。岸田さんがなるのか、菅さんが引き続きやるのかは、開かれた総裁選をやって、党員と議員で決めるわけです。その人がどのような思いを持って、どのような人事配置をするのか。
飯田)どんな人事配置をするのか。
甘利)最低限言えることは、風通しがよくないといけない。誰もものを言えないというのは、自民党のよさではないですから。デジタルの若手軍団も、私は3回生から5回生ぐらいで、「この人だ」と思う人を任命したのですが、自民党の若手には当選回数が低いだけで、すぐ総理ができるのではないかと思う人がたくさんいます。
若手にも優秀な議員がいる~将来の総理をつくりたい
飯田)特に当選3回と言うと、安倍さんの「風に乗って」というような言われ方をされがちですが、まったくそのようなことはない?
甘利)全部が全部そうだとは言いませんが、私が見ていて、「コイツはすごいな」と思う人はたくさんいます。この人たちを育てて、次の総理なり幹事長なりをつくって行きたいなと思います。
-----
ジャーナリスト・鈴木哲夫)この話には、大きなヒントがあります。甘利さんが今度の総裁選の候補のことで、「岸田さんがなるのか、菅さんがなるのか」と、まず岸田さんの名前を挙げた。
飯田)先に岸田さんの名前が上がりました。
鈴木)この辺も「あれ?」と思います。それから、「新総裁が人事を決めるべきだ」と言った。「いま菅さんがやろうとしている人事はおかしい」と言っているわけです。ということは、「菅さんではない」という思いなのかなということが見えて来ます。
番組情報
忙しい現代人の朝に最適な情報をお送りするニュース情報番組。多彩なコメンテーターと朝から熱いディスカッション!ニュースに対するあなたのご意見(リスナーズオピニオン)をお待ちしています。