立憲民主党が乗り越えなくてはならない「2つのこと」

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ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(12月1日放送)にジャーナリストの佐々木俊尚が出演。立憲民主党の代表選で新代表に選ばれた泉健太氏について、また、今後の立憲民主党について解説した。

【政治 立憲民主党代表選】新代表に選出された泉健太氏=2021年11月30日午後、東京都港区 写真提供:産経新聞社

立憲民主党の代表選、泉健太氏を選出

立憲民主党は東京港区のホテルで臨時党大会を開き、2017年の結党以来代表を務めて来た枝野氏に代わり、決選投票の末、泉健太政調会長が逢坂誠二元総理補佐官を破り、新代表に選出された。

「共産党との共闘」はゼロベースで

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泉健太新代表)共産党との協議。我々としては白紙も何も、前回の総選挙に向けて交わしたものという理解をしておりまして、現時点で何かが存在しているということではないのかなと。我々としては党の総括、そして再生。ここをいま目指しているというところですので、現時点で何かが存在しているという考えはないですね。

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飯田)前提として記者の質問があり、共産党の小池書記局長が会見のなかで、立民との連携は衆院選を目指してやって来たものだと。「衆院議員の任期までは、この連携は有効なのである」という趣旨の発言をしたことについて、「どう捉えますか」と聞かれて答えた言葉です。

佐々木)ゼロベースでということですよね。やるともやめるとも言っていないという。

立憲民主党への信頼がなぜ失われたのか

佐々木)衆院選で、立民は小選挙区では善戦しましたが、比例ではかなり減らしています。そう考えると、ある程度は共産党との選挙協力で、野党共闘の効果はあったのかなと。かつ、個人的に魅力のある政治家も立憲民主党にはいらっしゃるので、そういうところは小選挙区では強いという傾向があると思います。

飯田)小選挙区では。

佐々木)問題なのは、比例で大きく減らしているということです。個人の政治家のパーソナリティではなく、立憲民主党という存在そのものへの信頼が、かなり失われていると捉えた方がいいのではないかと思います。なぜ信頼が失われたのか。いろいろな人がいろいろなことを言っていますが。

乗り越えなくてはならない2つのこと

佐々木)若者関係の記事を読んでいて多いのが、1つは経済とコロナです。経済対策やコロナ対策について、立憲民主党は有効な政策を打ち出していないと。自民党のやっていることを批判しただけではないかと言う意見が多い。

飯田)批判だけではないかと。

佐々木)もう1つは、支持者を含めて口汚い。現在の政権に対する悪口を言っているのだけれど、何をしたいのかよくわからないということです。いまの20代だと、物心ついたときから安倍政権だったわけです。そこで一生懸命やって来た安倍さんに対し、「なぜ何もしていない人が悪口を言っているのか」というイメージになってしまっている部分があるのでしょう。「民主党政権時代の」という批判もありますが、それを覚えているのは中高年の人たちです。

飯田)もう10年以上前の話ですからね。

佐々木)この2つをどのように乗り越えるかということだと思います。国会で尾身先生を吊し上げたり、悪名高い野党合同ヒアリングで官僚を吊し上げているイメージや、ツイッターで激しく攻撃しているイメージもあります。泉健太さんが代表になって、それをどこまで払拭できるかが大事なところだと思います。

飯田)この番組でも、4人の候補者の方々に日替わりでお話を伺ったのですが、泉さんは、野党合同ヒアリングを見直すのだと。「廃止も含めてですか」と聞いたら、それも含めてだとおっしゃっていました。

佐々木)そこは「風向きが変わるかも知れない」という期待ができますね。

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FM93/AM1242ニッポン放送 月-金 6:00-8:00

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