2月13日(日)、スポーツライター金子達仁がメインパーソナリティを務めるラジオ番組「The Deep」(ニッポン放送・毎週日曜20時~)が放送された。今回は、オリックス・バファローズ 山岡泰輔投手が出演。山岡が手術明けに登板した日本シリーズを振り返った。
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金子達仁・山岡泰輔
一流アスリートたちをゲストに迎え、スポーツの面白さや、アスリートの心の奥底にある想いを届けていく番組となっている、「TheDeep」。山岡が、日本シリーズでの自身のピッチングは力んでいたと振り返り、当時の心境を語った。
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山岡泰輔
金子:迎えた(日本シリーズ)第5戦です。声が掛かった時の心境は?
山岡:やっとか……って。
金子:えー!もうピリピリの状況ですよ。
山岡:ピリピリの状況だったんで、そのタイミング流れを変えればまだ逆転できるし。その流れを変えたいなって気持ちでいきましたね。
金子:投げた瞬間の感触はどうでした?久しぶりのピッチングですよ。
山岡:いや、力んでいましたね。いい時に比べたらやっぱり良くない。手術明けだし。パフォーマンス的には僕がもともと持っているよりは下がった状態だと思いました。
金子:それは1球目で感じましたか?
山岡:準備している段階、キャッチボールをしている時とかで分かっていたんですけど、まぁ、おさえられると。自分の中では、そうやって気持ちを持っていくしかないんで。まあ、1点返さなかったら良いなって。割り切りじゃないですけど。
金子:でも、力んでいるなぁというのをちゃんと上から見て感じているわけですね。
山岡:感じてはいましたね。
金子:訳わかんなくなっていないんだ!
山岡:訳わかんなくはなっていないです!(笑)
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金子達仁
ラジオ出演が初めてだったという山岡には、リスナーからは多数の質問が寄せられたという。「毎年グラブの色を変えるイメージだ」とリスナーからメッセージが届くが、山岡は色へのこだわりは特にないのだとコメント。その一方でグラブの重さに対する山岡のこだわりが語られた。
山岡との対談を通して、金子は、「職業による匂いがあるという考えが覆された」と言い、これだけピッチャーの匂いがしない超一流がいるのかと驚いた様子であった。
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