2月20日(日)深夜、バーチャルMC・一翔剣(吉田尚記アナウンサー)がパーソナリティを務めるラジオ番組『ミューコミVR』(ニッポン放送・毎週日曜日23時30分~)が放送。吉田が、西森博之による漫画『カナカナ』のおすすめポイント3つを紹介した。
番組内では、コーナー『サポーターズVR by 小学館』を展開。こちらは、年間500冊以上マンガを読んでいるという吉田が、今誰かにオススメしたい作品を紹介するコーナーとなっており、今回は『カナカナ』をピックアップ。この漫画は、様々な事情を抱えた“元ヤン”の日暮正直が、“人の心を読む”という特別な能力を持つ孤独な少女・佳奈花と出会うところから始まる、ハートフルコメディとなっている。
今回吉田は、この漫画のおすすめポイント3つを解説した。
吉田:おすすめポイントその1は「めっちゃいいヤンキー」。佳奈花ちゃんが海辺の街にやってきて、一番初めに出会うのがその正直君なんですけど。西森博之作品に出てくるヤンキーって、基本的に面白くていい奴ばかりです。その西森作品の中でも、おそらく歴史上一番心がきれいなヤンキーが正直君。どういうことかというと、(佳奈花に)心を読まれても、その瞬間に海辺の街が浮かぶくらい(笑)心を読めるからこそ、正直君が素晴らしすぎて。辛い目に遭いそうな佳奈花ちゃんが、全ての拠り所にするのがそのヤンキーとなるという物語なんですよ。本当に優しい人だから、その人についていく限り、佳奈花ちゃんは辛い目には合わないんです。
バーチャルシンガーソングライター・夢追翔 (ゲスト):なるほどなるほど……。
吉田:おすすめポイントその2は「海辺の優しい物語」。正直君は海辺で居酒屋とかを経営してる人なんですけど、子供たちと全力で遊んでくれたりするんですよ。だから「外とか出ると怖いよ。人がいるから」みたいになっちゃってる佳奈花ちゃんを、ザリガニ釣りとかに連れてくんですよ。それで一緒にいる少年とかが、ザリガニ釣りに夢中になってるところを見て、ちょっとずつ癒やされていくんです。
夢追:はいはいはいはい。
吉田:おすすめポイントその3は「佳奈花ちゃんはそわんわんっぽい」。そわんわんちゃんは、包容力系YouTuberで23歳なんですよ。で、佳奈花ちゃんは5歳なんですよ。でも人の心が読めちゃうから、圧倒的に精神が成長していて。人には表裏があるって分かってすごい苦労している子が、正直君によってだんだん癒やされていく物語なんです。
心優しい青年と孤独な少女の物語を描いた作品『カナカナ』の魅力を語った吉田。この作品は、『週刊少年サンデーS(スーパー)』と漫画アプリ『サンデーうぇぶり』にて連載中で、コミックス最新第3巻が発売中となっている。さらに、早くも5月からNHKにてドラマ化も決定。詳細は、公式サイトでチェックすることができる。
番組情報
ニッポン放送初のVRアナウンサー「一翔剣(いっしょう・けん)」がお届けする、カルチャー・エンタメプログラム。YouTube Live上に『VR』空間を展開し、60分のラジオ番組を同時生配信! 一翔剣は、2019年に"HoneyWorks"ヤマコ氏のデザインによるVRアナウンサーとして活動開始。今回、アイドル・アーティストとして活動する西井万理那、末吉9太郎を番組パートナーに迎え、『VR』空間でコラボレーションしていく!!