ジュゴンのどんな姿が「人魚」と勘違いされたの?
公開: 更新:
あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。3月14日放送分のテーマは「ジュゴン」です。
ジュゴンはイルカやアザラシ、人間と同じほ乳類の仲間です。草食で、アマモなどの海草を食べています。
以前は大西洋を除いた熱帯や亜熱帯の海に広く生息していて、沖縄付近にもかなりの数がいたそうです。ところが現在は残念ながら、日本近海などでその姿を見ることは、ほとんどありません。ジュゴンは生息数が減っているため、「国際保護動物」に指定されています。
また、ジュゴンは「人魚のモデル」とも言われています。理由には諸説ありますが、なかでも「水面から顔を出し、直立の姿勢で赤ちゃんにお乳をあげる姿」が人間の女性を連想させた、という説が有力だそうです。
人魚伝説の始まりは紀元前だと言われており、それに対して、ジュゴンが初めて発見されたのは16世紀ごろだそうです。そのため、「既に伝説で人魚の存在を知っていた人がジュゴンを見かけ、人魚と勘違いしたのでは?」と考えられているそうです。
番組情報
晴れの日や雨の日、気分が明るい時、ちょっと暗い時、そんなあなたの朝に『いってらっしゃい』の言葉を届けます。
あなたの朝がいつもイイ朝でありますように・・・