辛坊治郎「今はなき国鉄時代の風物詩」 英国鉄道で大規模ストライキ

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キャスターの辛坊治郎が6月23日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。イギリスの鉄道で大規模なストライキが実施されていることについてコメントした。

【英で鉄道スト、賃上げ要求】 2022年6月21日、英鉄道のストライキで、ロンドンの地下鉄ビクトリア駅の外に掲示された駅閉鎖を知らせる張り紙(ロイター=共同) 写真提供:共同通信社

記録的な物価高が続くイギリスでは、大幅な賃上げを求める大規模な鉄道のストライキが続いています。ストライキは6月21日、23日、25日の3日間行われる。初日のストライキでは通勤客ら数百万人に影響が出た。

辛坊)日本では最近、鉄道のストライキはなくなりましたね。

飯田浩司アナウンサー)昔はよくやっていましたけれどもね。

辛坊)JRになる前の国鉄では、ストが毎年の風物詩になっていて、列車が数日間、止まることが珍しくありませんでした。私鉄も同じタイミングで止まったことがあり、「どの沿線に住んでいるの?」なんていうのが話題に上ったりもしました。また、通勤・通学客が線路を歩いて移動するなんていうことがニュースになっていました。国鉄民営化の前ですから、1980年代半ばくらいまでは、そういうことが日本でも日常的でしたが、イギリスではまだしているんですね。

飯田)イギリスの国鉄は民営化後、「上下分離方式」が取られています。つまり、線路などを管理する「下」の会社と、列車の運行を管理する「上」の会社に分かれているんですね。ところが、線路などを管理する会社は列車を運行する会社ほど収益が上がらないため、コロナ禍で利用客が減る中、メンテナンス要員らを対象にコストカットをしようとしているんです。それで「ふざけるな!」と、ストが起きています。

このストによる影響はどれくらいあるのか―。「初日には数百万人に影響」とのことですが、「リモートワークが進んでいるため、あまり意味がないのではないか」との指摘もあります。また、スト最終日の25日は土曜。鉄道のストは、「平日に利用客に大ダメージを与え、その利用客が怒るから経営者が賃上げをしぶしぶ飲む」という図式が一般的ですが、土曜だと、この図式が崩れるのではないかとも見られています。そういう意味では、今回のストは労働史のエポックメーキングになるのではないかと思っています。

番組情報

辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!

月~木曜日 15時30分~17時30分 

番組HP

辛坊治郎さんが政治・経済・文化・社会・芸能まで、きょう一日のニュースの中から独自の視点でズームし、いま一番気になる話題を忖度なく語るニュース解説番組です。
[アシスタント]増山さやかアナウンサー(月曜日~木曜日)、飯田浩司アナウンサー(木曜日のみ)

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