カーリング解説者・市川美余が選ぶベストゲームとは?
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7月24日(日)、スポーツライター金子達仁がメインパーソナリティを務めるラジオ番組「The Deep」(ニッポン放送・毎週日曜20時~20時20分)が放送。元カーリング選手・解説者・市川美余さんが出演し、今まで見た中で一番印象に残っている試合を明かした。
一流アスリートたちをゲストに迎え、スポーツの面白さや、アスリートの心の奥底にある想いを届けていく番組、「The Deep」。市川は2011年から2014年に、日本カーリング選手権を4連覇。 2014年に引退し、 現在は解説者として活躍している。番組で、人生の「ベストゲーム」を聞かれた市川は、2016年、世界選手権の決勝戦だと答えた。
金子:プレイヤーとしてというより、カーリングを愛する一人の人間として。今までご覧になった中で人生の「ベストゲーム」って言ったら何が思い浮かびますか?
市川:人生のベストゲームか…。どの試合でもいいんですよね?
金子:もちろん!
市川:私の中では印象的だったのは、ロコ・ソラーレが世界選手権で初めて決勝に行ったとき。相手がスイスで、負けて銀メダルになってしまったんですけれど、印象的で覚えてますね。
金子:大接戦だった?
市川:そうですね。最後、石が止まれば、勝つはずだったかもっていう……。当時藤澤選手(藤澤五月選手)も、ちょっとそこが、弱点かなっていうところが出てしまった場面で。彼女たちも、本当に悔しかっただろうなって。私も見ていて、すごく伝わってきましたし、あと一歩で金メダルっていうね。日本の中でも初めての出来事だったので、すごく覚えてますね。
金子:カーリングを市川さんが始められた頃、世界の頂点って見えてました?
市川:全然見えてなかったですね。私がプレイしていた時も、まだ遠かった気がしますね。
金子:見えてきたと感じられたのはいつごろ?
市川:やっぱりそこ(世界選手権)でしたね。
金子:みんな、どの大会でも金メダルを目指していても、日本としての最高が4位5位だったので、世界の壁は厚いなと思ってたところを、ロコ・ソラーレが、年々打ち破ってくれてますね。
リスナーからの質問で、「引退後たくさんの試合を見て、現役当時と違うカーリングが今ならできると思うことはないか?」と聞かれた市川は、「考えることがある」と回答しつつも、 「子どもとの時間の大切にしたい」、「復帰は全く考えていない」と答えた。
金子は、カーリングは「奥深い」と言い、市川にカーリングの魅力をじっくり教えていただいたと語った。
Podcastでの聴取はこちらから。
番組情報
スポーツライターとして幅広く活躍する金子達仁が一流アスリートたちをゲストに迎え、“心の奥底にある想い”を聴くラジオ番組です。アスリートたちの対談を通し、ここでしか聴く事のできない“Deep”な想いと知られざるエピソードに迫っていきます。
また、オンエアでは聴く事ができなかった部分をディレクターズカット版としてPodcastコンテンツとして配信していきます。