これは言い逃れできない AOKI側から別途高橋氏の手元に渡った「1億5000万円」

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ジャーナリストの須田慎一郎が8月1日、ニッポン放送「新行市佳のOK! Cozy up!」に出演。AOKI側からコンサルタント料とは別に2億3000万円を受領していた東京五輪・パラリンピック組織委員会の高橋治之元理事について解説した。

これは言い逃れできない AOKI側から別途高橋氏の手元に渡った「1億5000万円」

AOKIホールディングス本社=2022年7月28日午後、横浜市都筑区 写真提供:産経新聞社

東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の元理事、AOKI側から別途2億3000万円を受け取りか

東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会の高橋治之元理事が、大会スポンサーだった紳士服大手「AOKIホールディングス」側からおよそ4500万円を受領したとされる事件で、高橋元理事がこれとは別にAOKI側から合計2億3000万円を受け取っていたことが関係者への取材でわかった。

新行)組織委員会の高橋治之元理事側が、大会スポンサーだったAOKIホールディングス側からコンサルタント料として受け取った資金が賄賂だった疑いがあるとして、東京地検特捜部が受託収賄などの疑いで捜査を進めているということです。

須田)4500万円をめぐる受託収賄容疑という点で言うと、立件へ向けてのハードルが高いのではないかと思っていました。なぜならば、これは表の金なのです。正々堂々と2017~2021年にかけて、コンサル会社「コモンズ」という高橋氏が代表を務める会社に、表の金としてきちんとしたコンサルタント料の名目で渡されたお金です。

新行)コンサルタント料の名目で。

須田)どういう仕事がコンサルタントなのかというのは、範囲が不明確ではないですか。目的外に渡されたのかどうかを証明するのは、相当難しいなと当初は思っていたのです。

AOKI側から別途2億3000万円が出て、1億5000万円が高橋氏の手元に渡る ~「裏金」と言ってもいい

須田)ここへきて、AOKI側から別途2億3000万円が出て、1億5000万円が高橋氏の手元に渡っていたという、「本丸はこれか」という情報が出てきた。これは「裏金」と言ってもいいくらいのものです。

新行)裏金と言ってもいい。

須田)電通の子会社にまず入り、そこから競技団体に寄付がいき、2億3000万円の半額以上となる1億5000万円、そのほとんどが高橋氏のもとに渡った。なぜワンクッション置くのか? この名目は何なのか? 選手強化費ではないのか? 「なぜそんな強化費が高橋氏のもとに渡るのか?」ということを含めていくと、非常に裏金的要素が強いのです。

新行)裏金的要素が。

須田)なぜ裏金になったのかというと、ある種やましいことがあるからでしょう。何か問題点があると認識しているからこそ、こういう方法が取られた。東京地検特捜部にしてみると、贈収賄を決定づける決め手となるのが、2億3000万円のうちの1億5000万円というところだと思います。これでもう言い逃れできないと思います。

新行)AOKI側から元理事に要望書を示したのではないか、ということも報道されています。

須田)おそらくこういった情報が出てきたということは、文書そのものを東京地検特捜部が押収しているのでしょう。それについて文書を見た、見ないということなのか。それとも、その文書をもとに相手に口頭で要求したのかというところはあるでしょうけれども、そこは裁判の過程で秘密の暴露に当たるところです。当事者しか知らない秘密ですから。そういう点で言うと、かなりのところまで掴んでいて、それは裁判の過程で出してくるのではないかと思います。

言っていることの食い違いが出れば強制捜査、逮捕へ

新行)この文書について、高橋元理事は特捜部の任意の調べに「文書は示されたけれども、よく見ていないし内容も覚えていない。要望は受けていない」と説明しているとのことです。

須田)ここがみそでして、見せて口頭でも説明したということになると、言っていることに食い違いが出てきますよね。このまま任意の取り調べを進めていっても、食い違いは埋められないので、強制捜査を行い、身柄を確保しましょう、逮捕しましょうということになっていくのではないかと思います。

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