「枕」ができたのは、人類が2本足で歩くようになったから?
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。10月3日放送分のテーマは「枕」です。
枕は、はるか昔から使われていたと考えられています。一般的に、人類が進化して2本足で歩くようになったころには、既にあったとされています。
直立で歩くようになったことで、重い頭を支えるために背骨の形が「S字」になっていきました。同時に、頭を支える首の骨「頚椎」も前傾姿勢になりますが、この姿勢のまま仰向けになると、頭と床の間に隙間ができてしまいます。
そこで隙間を埋めるために、「頭の下に何かを置くと気持ちよく休めるのではないか」と考え、枕を使う習慣ができたと言われています。
「枕を使わない方がよく眠れる」という方もいます。単なる好みの問題であるケースもありますが、ストレートネックが原因となっている場合も少なくないそうです。ストレートネックとは、正常な首の骨が「くの字」にカーブしているのに対し、真っ直ぐ(ストレート)になってしまった状態です。
ストレートネックの方が枕を使うと、首の位置が上がってしまうため、息苦しさを感じるそうです。他にも、うつ伏せで眠る方や、寝返りが少ない方も枕を使わない方が楽に眠れるそうです。
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