「万引を疑われたくないから」セルフレジを使わない主義の辛坊治郎 小売業界の“課題”を解説

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キャスターの辛坊治郎が10月11日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。セルフレジを悪用した万引被害が増えていることについて、「将来的には価格転嫁される恐れがある」と解説した。

「万引を疑われたくないから」セルフレジを使わない主義の辛坊治郎 小売業界の“課題”を解説

辛坊治郎

セルフレジを悪用した万引被害が増えていると、読売新聞オンラインが報じた。人件費削減への期待などから普及が進むが、故意の万引と悪意のない精算ミスを見分けづらい難点もあり、店側はカメラを取り付けるなど対策を急いでいる。

辛坊)私は、セルフレジを使ったことがないんですよ。なぜかというと、万引を疑われたくないからなんです。セルフレジがどのように万引を防いでいるかというと、籠の中の重さを量って重さに見合った金額をチェックするなど、さまざまなシステムがあるらしいです。買い物をするときにセルフレジしかなければ仕方ないですが、私は万引だと疑われたら嫌なので、店員のいるレジに行列ができていても、私は必ずそちらに並んでしまいます。旧世代の人間ですから。

ところで、万引といえば書店も悩んでいますね。国内ではこの10年間で書店が3割なくなっているそうです。書店がつぶれている理由の筆頭は本そのものが売れないためですが、万引被害があまりにもひどくて、やっていられないという理由もあるんです。

宅配で最近はやっている置き配でも、業者は始めるにあたってはモデル地区をつくって事故率の実験をしています。持ち逃げなど事故が起きた際に、業者が全額負担した場合、事業としてペイするかどうかを試算するためです。

「万引を疑われたくないから」セルフレジを使わない主義の辛坊治郎 小売業界の“課題”を解説

セルフレジ・カート

今後、セルフレジがうまく機能せずに万引が横行するようなことになったら、何が起きるかというと、価格転嫁が行われる恐れがあります。真面目に代金を支払っている一般の人にも将来、影響が出てくる可能性があるということです。当然のことながら、商売している人はトータルで黒字を出さなければなりませんからね。

番組情報

辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!

月~木曜日 15時30分~17時30分 

番組HP

辛坊治郎さんが政治・経済・文化・社会・芸能まで、きょう一日のニュースの中から独自の視点でズームし、いま一番気になる話題を忖度なく語るニュース解説番組です。
[アシスタント]増山さやかアナウンサー(月曜日~木曜日)、飯田浩司アナウンサー(木曜日のみ)

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