経済アナリストの森永卓郎、ジャーナリストの須田慎一郎が10月17日(月)、ニッポン放送『垣花正 あなたとハッピー!』に出演。今後の日本経済について議論し、「令和恐慌」の可能性にも言及した。
『垣花正 あなたとハッピー!』月曜日~木曜日 8時~11時30分 生放送
日銀の黒田東彦総裁は、17日の衆院予算委員会で、日本経済下支えのため「金融緩和を継続することが適当」との考えを改めて示した。米国がインフレ退治で大幅利上げを続ける中、日銀は緩和姿勢を変えず、日米金利差などから円安ドル高が進んでいる。今後、岸田政権はどのような経済政策を行うのか。
森永は「岸田首相は金利を上げたい。金利がつくという状態が正常な状態と思っている。金利を上げるのと、財政健全化を目指すのが岸田首相と財務省の教義。これは信念なんです」と緊縮財政派と言われる岸田首相が、今後利上げを行うだろうと指摘。
垣花正アナウンサーが「この政策は、経済学的には正しいんですか?」と疑問を呈すると、須田は「岸田首相がやろうとしている事は、税収以下に、使うお金を抑えるということ」と解説。続けて「社会保障費とか、公共事業投資などは年度だけでメリット・デメリットが判断できるものではない。将来的にはメリットになるものもある。それらは国債を発行して負担を公平公正に実施すべきだ」と明かし、不況時の財政緊縮は誤った政策だと指摘した。
森永が「このままの状況で金利を上げると令和恐慌がやってくる」と警鐘を鳴らすと、須田もその意見に賛同し「令和恐慌にならなかったとしても、景気回復、経済成長は一切なしという状況になる」と、持論を展開した。
では、岸田政権が利上げを行う時期はいつなのか。須田は「『コアコアCPI』と言われている「食料品・エネルギー」の価格を除いた物価指数。これが2%を上回った場合、利上げという局面に入ってくる。それが来年の前半に来る可能性が極めて高い」と推察。続けて「これを回避するには、財政出動して、補正予算を組めばいい」と提言し、この話題を締めくくった。
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■番組タイトル:ニッポン放送 『垣花正 あなたとハッピー!』
~3月28日から番組リニューアル。月~水曜日は森永卓郎が週に3曜日生出演。『森卓3DAYS』として、家庭の経済がプラスになるような話題や日々の性格に役立つ情報をたっぷり紹介、経済アナリストの森永の視点で解説していく。
■放送日:毎週月曜~木曜 午前8時~11時30分 生放送
■出演者:
<パーソナリティ>垣花正
<コメンテーター>森永卓郎 (月~水)、中瀬ゆかり(木)
<アシスタント>那須恵理子(月・水)、熊谷実帆(火・木)
■番組メールアドレス:happy@1242.com
■番組ハッシュタグ:#垣花正ハッピー
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番組情報
ふつーの男・沖縄県宮古島出身の垣花正がお届けする、ニッポン放送が自信と不安をもってお送りする朝のワイド番組!レギュラー・ゲストとのコンビネーションもバッチリ!今の話題をハッピーにお届けしていきます!