国交省が救命いかだ義務化方針 「すぐにできることをなぜ、やらない」辛坊治郎が苦言 ~知床半島沖の観光船沈没事故

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キャスターの辛坊治郎が10月24日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。北海道・知床半島沖で起きた観光船の沈没事故を受け、国土交通省が一定の旅客船に対し、救命いかだの搭載を義務付ける方針を固めたことをめぐり、「すぐにできることをなぜ、やらない」と苦言を呈した。

国交省が救命いかだ義務化方針 「すぐにできることをなぜ、やらない」辛坊治郎が苦言 ~知床半島沖の観光船沈没事故

海面上までつり上げられた観光船「KAZU I」(共同通信社ヘリから) 撮影:2022年5月26日午後7時2分、北海道斜里町沖 写真提供:共同通信社

20人が死亡、6人が行方不明となっている北海道・知床半島沖の観光船の沈没事故から23日で半年がたった。この事故を受け、国土交通省が21日、最低水温が10度未満の水域を航行する全ての旅客船について、救命いかだの搭載を義務付ける方針を固めた。

辛坊)事故直後から、私は似たようなことを申し上げてきました。ですから、この方針に関して異論はありません。

ただ、義務付けるといっても、専用のスライダー付き救命いかだをこれから開発するといったようなニュースが当初、ありました。そんなばかばかしいことを言っていないで、既に市販品として国際標準化機構(ISO)の認定品があるのだから、それを導入すれば済む話ですよ。ISOが認定した救命いかだの値段は、国土交通省の認定品の半額以下です。国交省の認定品が実際に搭載されるまでに、どれほど時間がかかるのか。すぐにできることをなぜ、やらないのでしょうね。

国交省をめぐっては、こうした観光船には今後、名簿の搭載を義務付けるとか、行政処分の対象を広げるといった報道がなされてきました。また、マスコミや行政は事故発生直後から、観光船の経営者に批判がいくように動いたため、そこにだけが注目されてしまいました。しかし、それらは人命を救うこととは直接、関係ないことです。肝心なのは、26人がなぜ死亡、行方不明になってしまったのか、その原因に目を向けることですよ。その視点からの報道がこの半年間、行われてこなかったのは大問題だと思いますね。

事故を起こした観光船は、まだ公開されていません。ただ、少しずつ情報が出てきています。何らかの原因で船の前部から浸水したようですが、船体自体には傷がなかったという報道もされるようになりました。船体に傷がなかったとなると、事故直後に船首に亀裂があったという報道は嘘、デマだったことになります。報道した人たちは責任を取るべきです。私は当初から、船首に亀裂などがあれば運航できるはずはないので、それはあり得ないと申し上げてきました。しかし、報道し続けたメディアは、いまだに黙ったままです。

観光船が引き揚げられて以降、船首の亀裂を裏付けるような情報は今のところ出ていません。原因を追究する意味でも、観光船の公開は必要だと思います。

番組情報

辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!

月~木曜日 15時30分~17時30分 

番組HP

辛坊治郎さんが政治・経済・文化・社会・芸能まで、きょう一日のニュースの中から独自の視点でズームし、いま一番気になる話題を忖度なく語るニュース解説番組です。
[アシスタント]増山さやかアナウンサー(月曜日~木曜日)、飯田浩司アナウンサー(木曜日のみ)

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