キャスターの辛坊治郎が10月27日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。ロシアの民間軍事会社「ワグネル」の創設者の素性が今年9月になって初めて判明したことについて、「ロシアはかなり不透明な国だということ」と指摘した。
辛坊)夕刊フジ、私が気になった記事は3面にあります。
-----
「露軍内紛 民間軍事会社が台頭 プーチン大統領に引導も」
~『夕刊フジ』2022月10月27日発行分(3面)より
-----
辛坊)リードを読んでみます。
-----
「ウクライナ侵攻をめぐりロシアの軍事組織内部で亀裂が深まっている。プーチン大統領の側近で、民間軍事会社『ワグネル』の創設者、プリゴジン氏が、プーチン氏に直接、軍の失敗を指摘した。政権の内紛でパワーバランスが崩れた場合、『プーチン氏に引導が渡される可能性もある』と専門家は指摘する。」
~『夕刊フジ』2022月10月27日発行分(3面)より
-----
辛坊)本文を読んでみましょう。
-----
「米紙ワシントン・ポスト(電子版)によると、プリゴジン氏は、ロシア国防省がワグネルの傭兵(ようへい)部隊に頼る一方、必要な支援をしていないとプーチン氏に直訴した。軍事的劣勢を背景に『プリゴジン氏が影響力を強めたことや、国防省幹部の指導力の不安定さを浮き彫りにした』と同紙は指摘した。
プリゴジン氏は食品関連企業を経営するオリガルヒ(新興財閥)の1人で、9月に初めてワグネルの創設者だと認めた。」~『夕刊フジ』2022月10月27日発行分(3面)より
-----
辛坊)つまり、ワグネルという民間軍事会社は今年9月まで、誰が創設者か、噂はあったものの、本人は認めていなかったというわけです。ロシアはかなり不透明な国だということですね。記事の後半には、この番組にも出演してくださっている筑波大の中村逸郎名誉教授の分析が載っています。
-----
「筑波大の中村逸郎名誉教授は『プリゴジン氏は、プーチン氏に直接グチを漏らせるまでに権力を蓄え、実質的に国防相か、それ以上の立場になりつつある。強硬派の意見は前線に反映され、攻撃はさらに非道さを増すだろう』とみる。」
~『夕刊フジ』2022月10月27日発行分(3面)より
この記事の画像(全1枚)
番組情報
辛坊治郎さんが政治・経済・文化・社会・芸能まで、きょう一日のニュースの中から独自の視点でズームし、いま一番気になる話題を忖度なく語るニュース解説番組です。
[アシスタント]増山さやかアナウンサー(月曜日~木曜日)、飯田浩司アナウンサー(木曜日のみ)