黒木瞳がパーソナリティを務めるニッポン放送「あさナビ」(12月16日放送)にプロフィギュアスケーターでタレントの村上佳菜子が出演。振付について、またアイスショーについて語った。
黒木瞳が、さまざまなジャンルの“プロフェッショナル”に朝の活力になる話を訊く「あさナビ」。12月12日(月)~12月16日(金)のゲストはプロフィギュアスケーターでタレントの村上佳菜子。5日目は、振付とアイスショーについて---
黒木)お芝居もしたいということですが。
村上)表現力を昔から勉強しているのですが、初めて観た舞台が劇団四季だったのです。そこからお芝居が大好きになりまして、いまでもチケット取って観にいきます。そんなお芝居に自分も出てみたいと思っています。
黒木)踊れるし、あれだけの表現力を持っていらっしゃるから、チャンスはいくらでもあるのではないですか。
村上)一方で、やはり滑れるまでは滑り続けたいなという思いもあります。テレビにも出ていきたいという思いもありますし。
黒木)舞台もね。
村上)やりたいことが多いのですけれど、自分のできる範囲でやっていきたいと思います。
黒木)でも後輩の指導や振付もやっていらっしゃるのでしょう?
村上)少しずつ振付も始めています。引退してすぐに荒川静香さんに声をかけていただいて「ジェラシー」というタンゴの曲を含めて2曲の振付をさせていただきました。
黒木)タンゴの曲を。
村上)一緒のショーに出る機会があったので、荒川さんの演技を観ていたのですが、終わった瞬間に全員がスタンディングオベーションをしてくれたのです。
黒木)観客の方が。
村上)人生で初めて、他の人がスタンディングオベーションされている姿を見て嬉しかったのです。
黒木)荒川さんがスタンディングオベーションされているのを見て。
村上)これまで「すごいな」と思うことはあっても、「嬉しい」と思うことはなかったのですけれど、心から嬉しくて、「私がやりたいことはこれだ」と思えたのです。織田信成さんの振付もやらせていただき、2021年から少しずつ始めています。
黒木)そうなのですね。
村上)憧れの振付の先生がカナダの方なのですがシェイリーン・ボーンさんという方です。エネルギッシュでパワフルな方で、羽生さんやネイサン・チェン選手の振付をしています。
黒木)羽生さんとネイサン・チェンさんの。
村上)本人たちより動いているのではないかというくらい動いて教える方で、彼女みたいになりたくて、いま一生懸命勉強中です。
黒木)教える側になるとまた自分も学びますからね。
村上)学びますね。いま解説もやらせていただいているのですけれど、現役時代よりいまの方がルールを理解していると思います。選手のときは、言われたことをやっていたので。
黒木)そんな村上佳菜子さんですけれど、今後、出場されるアイスショーについて教えてください。
村上)2023年1月6日から3日間、6、7、8日と2公演ずつ、「ICE EXPLOSION」というアイスショーに出演させていただきます。KOSÉの新横浜スケートセンターであるのですけれど、「観たいな」という方はホームページを見てください。
黒木)アイスショーというのは決まりがないのですって?
村上)はい。何でもありです。引きずるような衣装を着てもOKですし、試合では、1つものが落ちてしまうと1点減点になってしまうのですけれど、落としてもいいし、観客席から落ちてきてもOKです。
黒木)何でもOK。
村上)普段の大会を観ていらっしゃる方は、アイスショーに来ると「お~すごいエンターテイメントだ」と思ってもらえると思います。
黒木)戦いではなく、楽しめるということですね。
村上)私はあえてジャンプを入れないプログラムで滑ります。いろいろなことをさせてもらえるので、アイスショーは楽しいですね。
村上佳菜子(むらかみ・かなこ)/ プロフィギュアスケーター・タレント
■1994年11月7日生まれ。27歳。愛知県名古屋市出身。
■スケートをしていた姉の影響で3歳からスケ-トを始める。
■2009年、ジュニアグランプリシリーズ(JGP)ファイナルで優勝。
■2010年、世界ジュニア選手権で優勝。
■2010年~2011年シーズンからシニアのグランプリシリーズに参戦。アメリカ杯で優勝し、グランプリファイナルでは銅メダルを獲得。
■2013年、全日本選手権で総合2位。
■2014年、ソチオリンピックに出場。四大陸選手権では初優勝、世界選手権では5年連続5回目の代表入りを獲得。
■2017年4月23日に競技生活からの引退を表明。
■現在はプロフィギュアスケーターとしてさまざまなアイスショーで活動。またテレビやラジオでタレント活動も行っている。
番組情報
毎朝、さまざまなジャンルのプロフェッショナルをお迎えして、朝の活力になるお話をうかがっていく「あさナビ」。ナビゲーター:黒木瞳