「白いイチゴ」って、どうして白くなるの?
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。1月18日放送分のテーマは「イチゴの色」です。
「イチゴ=赤」のイメージがありますが、ほんのりピンク色をした「白いイチゴ」もあります。そんな白いイチゴの先駆けが、2009年(平成21年)に登録された「初恋の香り」という品種です。酸味が少なく、さわやかな香りとまろやかな味が特徴です。
山梨県にある野菜の苗の生産会社『三好アグリテック』が20年もの歳月を費やして開発したイチゴで、もともとは新しい品種をつくろうと研究しているうちに偶然、白い品種が誕生したのだとか。
そのため、さらに研究を重ね、毎回白いイチゴができるように開発したそうです。ちなみに赤くないのは、イチゴの赤色の主成分である色素がほとんど含まれていないからだそうです。
苦心の末に誕生した「初恋の香り」ですが、最初のうちは「白いイチゴなんて受け入れられない」という意見もあったそうです。しかし、「紅白で楽しめる」という遊び心を持ち続けることで、その存在は全国的に知られるようになっていきます。
「初恋の香り」の誕生によって、その後、「淡雪(あわゆき)」「雪うさぎ」「天使の実」など、白いイチゴの新しい品種が次々と登場しています。
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