「アドベンチャーワールドがパンダ繁殖に成功した秘訣は、竹を食べ放題にしたから」辛坊治郎が解説

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キャスターの辛坊治郎が2月21日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。和歌山県白浜町のレジャー施設「アドベンチャーワールド」から22日、中国へ返還されるジャイアントパンダ、永明(えいめい)が同施設で16頭の子をもうけたことについて、「繁殖成功の秘訣は、中国側から勧められたエサではなく、好物の竹を食べ放題にしたから」と解説した。

「アドベンチャーワールドがパンダ繁殖に成功した秘訣は、竹を食べ放題にしたから」辛坊治郎が解説

中国に返還されるため観覧が最終日を迎えたジャイアントパンダの「永明」 =2023年2月21日午前、和歌山県白浜町のアドベンチャーワールド 写真提供:産経新聞社

中国に返還される上野動物園(東京都台東区)のジャイアントパンダ、シャンシャンは21日、大勢のファンに見守られる中、園を出発し、成田空港からチャーター機で中国へ向かった。

辛坊)ジャイアントパンダといえば、和歌山県白浜町のレジャー施設「アドベンチャーワールド」が世界的にも例がないくらい繁殖に成功しました。同施設では雄の永明が16頭の子をもうけています、永明はすでに30歳で、人間の年齢に当てはめると約90歳です。ちなみに、子供がたくさん産まれたのはめでたいのですが、日本で生まれても所有権は中国にあります。

なぜ、アドベンチャーワールドでこれほど繁殖に成功したかというと、秘訣がありました。中国側から勧められたエサではなく、好物の竹を食べたいだけ食べさせたんです。竹の食べ放題ですね。実は、竹を好きなだけ食べさせることは、世界の多くの動物園ではそう簡単にはできません。欧米で竹は非常に貴重だからです。いくらでも竹があり、種類も豊富な日本だからこそできたことだといえます。永明は好きな竹を食べたいだけ食べて元気になり、たくさんの子をもうけたわけです。

21日に中国へ返還されたシャンシャンに続き、22日には永明と娘に当たる双子で8歳の桜浜(おうひん)、桃浜(とうひん)の3頭が中国へ返還されます。それでも日本には計9頭のジャイアントパンダが残ります。

番組情報

辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!

月~木曜日 15時30分~17時30分 

番組HP

辛坊治郎さんが政治・経済・文化・社会・芸能まで、きょう一日のニュースの中から独自の視点でズームし、いま一番気になる話題を忖度なく語るニュース解説番組です。
[アシスタント]増山さやかアナウンサー(月曜日~木曜日)、飯田浩司アナウンサー(木曜日のみ)

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