BMX・中村輪夢 世界一を獲ったBMXの秘密

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3月17日(金)元アーティスティック日本代表・青木愛がパーソナリティを務める「青木愛 スポーツ to you」(ニッポン放送・毎週金曜21:00~21:30)が放送。

ゲストはBMXフリースタイル(パーク)・中村輪夢。
2002年京都府生まれ。3歳からBMXを乗り始め、中学生でプロに転向。
2019年ワールドカップ総合優勝、2021年東京五輪5位、2022年世界選手権で日本選手として初優勝。来年に迫ったパリ五輪期待のアスリートだ。

BMXフリースタイルは「フラットランド」「ストリート」「パーク」の3つに分かれ、各々異なる競技方式を持つ。
パークは、スケートボード等にも使われる専用施設でダイナミックなジャンプや回転などのテクニックを競い合う競技。

BMX・中村輪夢 世界一を獲ったBMXの秘密

今回はまず、中村が乗っているBMX(自転車)の特徴を教えてもらった。

青木:今乗っているのはどんなBMXですか?普通の自転車との違いがわからないんですけど。

中村:ホイールが20インチなので、普通の自転車より小さいです。20インチしか大会に出られない決まりがあるので。それ以外に特徴的なのはハンドルが何周もクルクルと回ること。普通のだったらブレーキで引っかかったりするんですけどBMXのは引っかからないようになっています。ハンドルも手前に曲がってなくて横にまっすぐ。タイヤも普通のいわゆるママチャリより倍くらい太いです。衝撃がめっちゃあるので吸収できるようになっています。あと、ぼくのBMXはブレーキは片方についていますけど、海外では、流行り的にブレーキをつけていない人が多いですね。

青木:中村選手がブレーキをつける理由は?

中村:BMXをストップさせる時には(ブレーキを)使わず、ブレーキを使って技をするためにつけています。

青木:ブレーキがついていない選手は中村選手がやっている技はできないということですね。

BMX・中村輪夢 世界一を獲ったBMXの秘密

さらに、中村だけが使える専用の練習場が京都にあるという。どんな施設か聞いてみた。

青木:専用の練習場、家の近くなんですか?

中村:(京都の)宇治なので、車で40分くらいですけど。今までは京都から電車で三重や神戸に行ったり、海外ではオーストリアまで練習に行ったりしていたので、考えるとめちゃくちゃありがたいです。

青木:国内でそもそも練習場ってどれくらいあるんですか?

中村:練習できる場所はあるんですけど、世界規模の練習というとぼくの練習場くらいでしかできない。

青木:どういう施設になっているんですか?

中村:所属先のウイングアーク1stという会社が作ってくれたんですけど、IT系の会社なので練習場にはカメラがいっぱいついていて、映像を常に撮っていたり、スピードの分析とかしてくれたりします。練習のためだけに海外に行っていたこともありましたけど、その時間も練習できるようになりました。ここで練習してめちゃくちゃ成長できたと思います。

ちなみに中村と青木は2人とも京都府出身。地元話でも大いに盛り上がった。

BMX・中村輪夢 世界一を獲ったBMXの秘密

 

番組情報

青木愛 スポーツ to you

毎週金曜日21時~21時30分

番組HP

元シンクロナイズドスイミング(現・アーティスティックスイミング)代表で北京オリンピック出場経験もあり、現在はキャスターやモデルなど多岐に活躍の場を広げる青木愛がパーソナリティを務めるラジオ番組です。

これから注目されるアスリートやもっと輝いてほしいアスリートやスポーツ関係者をお招きしていき、その競技の魅力やこれからの発展に向けてお話を展開し、スポーツの魅力を「you」、つまり、ラジオの前のあなたにお届けしていきます!

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