なぜ「松本一本ねぎ」は大きく曲がるのか
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。4月5日放送分のテーマは「いろいろなネギ」です。
「白ねぎ」「長ねぎ」とも呼ばれる「根深ねぎ」は、「千住」と「加賀」の2グループに分かれます。
「千住ねぎ」の仲間に「赤ねぎ」があります。鮮やかな赤紫色のネギで、山形県庄内地方の「平田赤ねぎ」や、茨城県の「ひたち紅っこ」「レッドポアロー」などのブランドがあります。
「加賀ねぎ」は夏に成長し、冬に成長が止まるタイプです。白い部分が太いのが特徴で、ネギの代表的な品種の1つ、群馬県の「下仁田ねぎ」もこの仲間です。
他にも、石川県で古くから栽培されている加賀野菜の1つ「金沢一本太ねぎ」や、信州・長野の伝統野菜「松本一本ねぎ」なども「加賀ねぎ」の仲間になります。
「松本一本ねぎ」は、曲がっているのが大きな特徴です。夏の暑い時期に一度掘り上げて植え直す「植え替え」によるものだそうです。
その際、真っすぐに植えるのではなく、斜めに植えることで、上に伸びようとするネギにストレスがかかります。それによって甘味が増すのと同時に、白い部分が曲がって育ち、柔らかくなるそうです。
同じ「松本一本ねぎ」でも、「植え替え」をしないものは曲がらずにまっすぐ育ちます。
番組情報
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