キャスターの辛坊治郎が4月26日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。イオンが25日、首都圏を地盤にした食品スーパー大手、いなげやを連結子会社にすると発表したことを巡り、「こういう時代、プライベートブランドを売るなら市場規模は大きいほうが有利だ」と解説した。
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いなげや 武蔵野西久保店(武蔵野市) PD
イオンが首都圏でスーパーを展開するいなげやを連結子会社化すると発表した。いなげやは1900年に東京都立川市で創業され、現在は首都圏1都3県で約270店舗を展開している。
辛坊)いなげやの筆頭株主は、これまでもイオンでした。出資比率を現在の17%から50%超に引き上げ、完全に子会社化します。最近のイオンは勢いがすごいです。マルエツやダイエーも既にイオン傘下です。
日本のスーパーは、かなりのスピードで再編が進んでいます。こういう時代は、ある程度の規模がないと、商売がしにくいからでしょうね。どういうことかというと、最近はインフレでさまざまな物の値段が上がっていて、消費者は同じような物なら安いほうを選ぶ傾向にあります。スーパーのプライベートブランドが売れているのも、そのためです。
プライベートブランドを売ろうとすると、市場規模は大きいほうが有利です。そういうこともあり、スーパーの再編が進んでいるわけです。