土田晃之がパーソナリティ、新内眞衣がパートナーを務めるラジオ番組『土田晃之 日曜のへそ』(ニッポン放送・毎週日曜12時~)の4月23日(日)の放送の中で、約9か月間、宇宙から地球を見守っていた「アマビエ」が刻印されたアルミ板に起こった“とある変化”に驚く一幕があった。
同番組内で放送中のコーナー『宇宙のへそ』では、毎週、つい「へーそーなんだ!」と言いたくなる宇宙ニュースや宇宙雑学を紹介しているが、この日は、2021年に新型コロナウイルスの終息を願って宇宙に打ち上げられた「アマビエ」が刻印されたアルミ板が地球に帰還したというニュースについて取り上げた。
番組では、打ち上げを担当した「Space BD株式会社」の事業開発広報・飯塚はるなマネージャーが電話出演し、打ち上げられた「アマビエ」に起こった“とある変化”や宇宙への輸送事業について解説した。
新内:まずは「Space BD株式会社」について、どんな会社なのか教えて頂けますか?
飯塚:一言で言うと、宇宙に物を持っていく輸送事業をしています。物っていうのは、今、衛星がほとんどでして、打ち上げる手段はロケットになるわけなんですけれども、衛星というものが小型化する一方で、ロケットは先日もスペースXのロケット「スターシップ」も話題になりましたが、大型が主流になっているんですね。そこに私達が間に入って、仲介事業をしておりまして、ロケットの枠を買い取って、衛星を打ち上げるための技術支援を行っているというような会社になっています。
新内:今回宇宙に打ち上げた「アマビエ」が地球に帰還したということなんですが、そもそも打ち上げのきっかけは何だったんでしょうか?
飯塚:2021年に衛星ではなく、新しいものを打ち上げるプロジェクトとして、「スペースデリバリープロジェクト」というものが発足したんですが、この当時はまだ新型コロナウイルスが猛威を振るっていたっていうこともありまして、その終息を願うために「アマビエ」を我々の企画で打ち上げようと始まりました。
新内:(宇宙から帰還した「アマビエ」に)“とある変化”があったと聞いたんですが、どんな変化があったんですか?
飯塚:「アマビエ」がそもそもどこに取り付けられていたかというところなんですけれども、我々はJAXAさんから、この国際宇宙ステーションの外を使える権利というものを公募で獲得しておりまして、それで様々な宇宙事業ができているというところなんですが、「アマビエ」は国際宇宙ステーションの外に貼り付けられていたんですね。
土田:外にあったんです!? より過酷な状況下に置かれたってことです!?
飯塚:まさにそうですね!
土田:それは確かに何らかの変化が起きそう! 何だろう?
飯塚: 90分で地球を一周回るくらいの速度で、紫外線だったり、色んな放射線や宇宙線を浴びるということなので、元々シルバーだったプレートが帰還したときはもうかなり黄色くなっておりまして……
土田:黄色くなるんだ 真っ黒になるかと思った。
この変化について飯塚マネージャーは「私たちも初めての発見で学びになりました」と語った。
さらに、「Space BD株式会社」では「アマビエ」以外にもグローバルボーイズグループ「JO1」のアルバムのジャケットを印字したプレートや伝統工芸品なども宇宙に打ち上げているとのこと。
宇宙の神秘とも言うべき、黄色く変色した「アマビエ」については地球に帰還した後、神奈川県にある江島神社に奉納されており、今後、一般公開も予定されている。
番組情報
■パーソナリティ:土田晃之 ■パートナー:新内眞衣
トークの達人・土田晃之がお届けする、お昼12時から4時間の生放送。
72年生まれ土田晃之の青春時代の懐かしいあの話から、プライベートに仕事に気になるニュースまでしゃべりまくり!
ときには、ビッグなゲストも登場!? 日曜のお昼にピッタリなのんびりモードでお届けします。