7月2日(日)深夜、バーチャルMC・一翔剣(吉田尚記アナウンサー)がパーソナリティを務めるラジオ番組『ミューコミVR』(ニッポン放送・毎週日曜日23時30分~)が放送。吉田が、原作・真鍋昌平、漫画・山崎童々による作品『少年院ウシジマくん』のおすすめポイント3つを紹介した。
番組では、コーナー『サポーターズVR by 小学館』を展開。こちらは、年間500冊以上マンガを読んでいるという吉田が、今誰かにオススメしたい作品を紹介するコーナーとなっており、今回は『少年院ウシジマくん』をピックアップ。この作品は、漫画『闇金ウシジマくん』の主人公・丑嶋馨(うしじまかおる)の若き日を描く、公式スピンオフ作品。15歳にして傷害罪で少年院に収院された丑嶋と、そこで出会う複雑な背景を持つ仲間たち。彼らは何を思い、どのような未来を選択するのか?本編で語られなかった、闇金融と出会う前の丑嶋たちの、青く、鋭利で、殺伐とした日常を描く群像劇となっている。
今回は吉田が、アイドルでシンガーソングライターの眉村ちあきをゲストに迎え、この漫画のおすすめポイント3つを解説した。
吉田:おすすめポイントその1は「ウシジマくんビギンズ」。
「ウシジマくんがどうやってできたか?」っていうのが出てくるんですけど。『闇金ウシジマくん』の中で、手下になって一緒に仕事してたキャラとかも出てくるんですよ。少年院に入ってる人もいるけど、なぜウシジマくんが少年院に入ることになったのか、その原因になった人たちもいたりするんですよ。『闇金ウシジマくん』は46巻まで出ている大長編の大ヒット作なんですけど、ちょっと気になるなっていうところが掘り下げられています。『闇金ウシジマくん』って基本的に被害者が主人公で、ウシジマくんは“見てる人”だったから。そのウシジマくんのストーリーが分かっていくんです。
眉村:へぇ~!
吉田:おすすめポイントその2は「イジメとギスギス」。
少年院って、悪い人たちが集まるわけじゃないですか。大人の刑務所とかだったら、様々な人生の都合で、普通の人だけど魔が差して犯罪を犯してしまって入ってる人とかもいるけど。だけど、少年院に来る人たちは、どちらかというと、結構マジモノの悪い人。本質的にヤバい人たちが集まったら……。イジメの克明な描写とか出てくるんですけど、ちょっと濃い……。
眉村:どんなことするんだ……?
吉田:おすすめポイントその3は「本当の意味でこの先の人生で入れない場所」。
例えば私が何かしてしまった場合、刑務所に入る未来はあり得るかもしれません。でも、ハタチを過ぎてるんで、少年院に入る未来はもうないんですよ。だから、本当の意味で、最後の秘境中の秘境なんだよね。だから、そこで何が起きているのか確かめる術はないんですけど、それを「これはリアルじゃないわけないだろ……」ってレベルの取材で描いてるんですよ。
『少年院ウシジマくん』の魅力的な要素3つを語った吉田。この作品は、コミックアプリ『マンガワン』にて連載中で、コミックス第1巻が発売されたばかり。作品に関する詳細は、ホームページや公式SNSでチェックすることができる。
番組情報
ニッポン放送初のVRアナウンサー「一翔剣(いっしょう・けん)」がお届けする、カルチャー・エンタメプログラム。YouTube Live上に『VR』空間を展開し、60分のラジオ番組を同時生配信! 一翔剣は、2019年に"HoneyWorks"ヤマコ氏のデザインによるVRアナウンサーとして活動開始。今回、アイドル・アーティストとして活動する西井万理那、末吉9太郎を番組パートナーに迎え、『VR』空間でコラボレーションしていく!!