7月16日(日)深夜、バーチャルMC・一翔剣(吉田尚記アナウンサー)がパーソナリティを務めるラジオ番組『ミューコミVR』(ニッポン放送・毎週日曜日23時30分~)が放送。吉田が、山地ひでのりによる作品『ソアラと魔物の家』のおすすめポイント3つを紹介した。
番組では、コーナー『サポーターズVR by 小学館』を展開。こちらは、年間500冊以上マンガを読んでいるという吉田が、今誰かにオススメしたい作品を紹介するコーナーとなっており、今回は『ソアラと魔物の家』をピックアップ。少女剣士ソアラは訓練を受けて強くなるが、初陣の直前に「人間と魔物はもう戦わない」と休戦が結ばれる……といったところからストーリーが始まる。
今回は吉田が、Vtuberの桃園りえるをゲストに迎え、このマンガのおすすめポイント3つを解説した。
吉田:おすすめポイントその1は「超新ジャンル」。
ファンタジー作品で、知恵比べをするものや、ドラゴンを倒すためにみんなで頑張るようなバトルものとかは、今まであるんですが。今回、ソアラがある人たちと出会うんですけど、その人たちが、“魔界建築士”という魔物たちのマイホームを作る集団なんです。その人たちが、ゴブリン、スライム、ドラゴンなど、人間じゃないものの住まいを作っていくっていう、異世界建築物語。なかなかない発想のマンガなんです。
METAMUSE・西井万理那(パートナー):意外だった!
吉田:おすすめポイントその2は「事前には展開が絶対読めない」。
スライムの家を作るとして、「スライムってどういうことで悩んでるんだろう?」っていう発想がめちゃめちゃ豊かで。スライムの場合だと、普段地上を這ってるから、「体の中に不純物がいっぱい入り込む」っていう悩みがある設定になっていて。そのスライムの家を立ててあげるときに、家の一番初めにろ過装置が付いていて、家に入るときに、体に混じってしまった枝や小石を全部取り除いてから入る……みたいなことが出てくるの。これは、事前に読めないでしょ?
桃園:確かに確かに!
吉田:おすすめポイントその3は「絵の密度がヤバい」。
最後に出来上がった建築物の絵とか出てくるんですけど、それがすごい密度なんですよ。写真の技術で、パンフォーカスっていうものがあるんですけど。写真ってカッコ良く撮るとき、被写体にピントが合っていて背景がボケていたりするじゃない?でも、逆に全部のものにピントが合っている状態を、パンフォーカスっていうのね?このマンガ、今3巻まで出てますけど、ピントが合っていない絵が1ヶ所もないんですよ。各コマもすごいんだけど、特に見どころなのは、“ビフォア“のヒドい状態の家の絵と、“アフター”の完成した家の絵が、本当にすごいです。展示会をやった方がいいぐらいのレベルですね。
『ソアラと魔物の家』の魅力的な要素3つを語った吉田。この作品は、『週間少年サンデーS』にて連載中で、7月12日にコミックス最新第3巻が発売されたばかり。作品に関する詳細は、ホームページや公式SNSでチェックすることができる。
番組情報
ニッポン放送初のVRアナウンサー「一翔剣(いっしょう・けん)」がお届けする、カルチャー・エンタメプログラム。YouTube Live上に『VR』空間を展開し、60分のラジオ番組を同時生配信! 一翔剣は、2019年に"HoneyWorks"ヤマコ氏のデザインによるVRアナウンサーとして活動開始。今回、アイドル・アーティストとして活動する西井万理那、末吉9太郎を番組パートナーに迎え、『VR』空間でコラボレーションしていく!!