いい意味で“学習マンガ”とは違う、最先端知識が詰まった冒険活劇『へんなものみっけ!』の魅力

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7月23日(日)深夜、バーチャルMC・一翔剣(吉田尚記アナウンサー)がパーソナリティを務めるラジオ番組『ミューコミVR』(ニッポン放送・毎週日曜日23時30分~)が放送。吉田が、早良朋による作品『へんなものみっけ!』のおすすめポイント3つを紹介した。

いい意味で“学習マンガ”とは違う、最先端知識が詰まった冒険活劇『へんなものみっけ!』の魅力

番組では、コーナー『サポーターズVR by 小学館』を展開。こちらは、年間500冊以上マンガを読んでいるという吉田が、今誰かにオススメしたい作品を紹介するコーナーとなっており、今回は『へんなものみっけ!』をピックアップ。この作品は、生命の神秘に触れる研究者が、海、山、世界の果てまで“へんなもの”を集めにおもむき、100年後に届く仕事を果たすという、知られざる博物館の裏側に迫る、動物好き必見のミュージアムコメディとなっている。

今回は吉田が、このマンガのおすすめポイント3つを解説した。

吉田:おすすめポイントその1は「いい意味で“学習マンガ”ではない」。

出てくる知識が、全部本物なんですよ。鳥とか魚とか鉱物とか標本とか、そもそもの博物館運営の話だったりとか。ありとあらゆるものに対して、めちゃくちゃ取材して描かれているということが伝わってくるマンガなんです。例えば、鳥の研究者の人が鳥を扱っているシーンで、その鳥のクチバシや足の形が違ったら、もうダメじゃないですか。そういうところが、全部正確なんですよ。こういうことをすると、“学習マンガ”になってしまいがちなんですけど……。でも、この作品は、そこがちゃんとマンガなの。主人公の薄井透くんは、市役所から博物館に異動してきた人なんですけど、自分のキャリアとか、「3年間しかいられないけど、任期が終わったらどうしよう?」とか、そういうことに悩んだりしていて。これは、“学習マンガ”じゃやらないじゃない?ちゃんと、“人間ドラママンガ”なんですよ。

CUBERS・末吉9太郎(パートナー):へぇ~!

吉田:おすすめポイントその2は「最先端知識が詰まっている」。

例えば、日本の砂浜に、何千ものクジラが埋まってるって知ってましたか?クジラって、年間350頭ぐらい、自然に打ち上げられてるんだけど。その骨格標本を作るために、砂浜に埋めておいて自然に分解してもらって、しばらくしてから掘り出して、骨格標本にするんだって。……っていうようなことって、全く知らないじゃん。そういう話が出てくるんです。

末吉:面白い!

吉田:おすすめポイントその3は「大冒険マンガ」。

博物館のマンガだから、主人公はオフィスワークをしているんですけど。それ以外の人たちは、地球上のありとあらゆるところを駆け回って、人が来ないようなところで調査をしているんですよ。だから、世界中、宇宙中のことがテーマに出てくるんです。実はこのマンガ、冒険活劇なんですよ。

『へんなものみっけ!』の魅力的な要素3つを語った吉田。この作品は、『月刊スピリッツ』にて連載中で、コミックス最新第9巻が発売されたばかり。作品に関する詳細は、ホームページや公式SNSでチェックすることができる。

番組情報

ミューコミVR

毎週日曜日 23:30 - 24:30

番組HP

ニッポン放送初のVRアナウンサー「一翔剣(いっしょう・けん)」がお届けする、カルチャー・エンタメプログラム。YouTube Live上に『VR』空間を展開し、60分のラジオ番組を同時生配信! 一翔剣は、2019年に"HoneyWorks"ヤマコ氏のデザインによるVRアナウンサーとして活動開始。今回、アイドル・アーティストとして活動する西井万理那(ZOC)、末吉9太郎(CUBERS)を番組パートナーに迎え、『VR』空間でコラボレーションしていく!!

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