別名「命の橋」 戦争時に多くの命を救った「安賀多橋」の逸話
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。8月4日放送分のテーマは「橋の日」です。
「橋の日」は宮崎県延岡市出身の湯浅利彦氏が、ふるさとの川や橋への熱い想いと感謝の気持ちから提唱し、1994年に正式に記念日として認められました。
延岡市には「安賀多橋」がありますが、湯浅氏が小さいころは、子どもたちの格好の遊び場だったそうです。
また戦争時、市内の中心部は大空襲で焼け野原となりました。その際、多くの市民が「安賀多橋」の下へ逃げ込んで助かったと言われており、安賀多橋は別名「命の橋」と呼ばれているそうです。
他にも、台風で市内の木造橋が流され、町が分断されたとき、湯浅氏は不便な思いをしたそうで、「改めて橋の存在の大きさとありがたさを教えられた」とされています。
こうした経験から、湯浅氏は「橋の日」を提唱。発足した「宮崎『橋の日』実行委員会」の仲間とともに、「橋の日」を全国に広める活動を行いました。いまでは「橋の日」のイベントが全国で開催されています。
現在、全国には約73万もの橋があり、それぞれが私たちの生活や文化と深く結びついています。
番組情報
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように・・・