キャスターの辛坊治郎が8月3日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。iPhone(アイフォン)の財布アプリ「ウォレット」から口座を管理できるアップルの預金サービスの預金残高が100億ドル(約1兆4300億円)を超え、開始後約3カ月で大台を突破したことを伝えるニュースに触れ、「従来の銀行のビジネスモデルは近い将来、通用しなくなる」と指摘した。

アップル表参道=2020年02月18日 午後、東京都渋谷区 写真提供:産経新聞社
アップルはアメリカで4月に始めた預金サービスの残高が100億ドル(約1兆4300億円)を突破したと発表した。年4.15%の高金利で人気を集めている。
辛坊)「日本の金融機関はこれからどうなるのだろうか」と考えさせられるニュースです。
アップルの普通預金が人気になっている理由は、高金利に加え、スマートフォンで手軽に口座を開設したり入出金したりできる使い勝手の良さがあるからです。日本でもスマホで決済できる金融機関のサービスがだいぶ普及してきました。こうした金融機関の中には、手数料がかからないものもあります。そう考えると、決裁に手数料が発生する従来の銀行のビジネスモデルは近い将来、通用しなくなりますよ。
われわれが今、日常的に触れている経済の仕組みを根底からひっくり返す可能性があるというニュースです。