『カップヌードル』のイメージに「フォーク」が選ばれた原点
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。8月24日放送分のテーマは「カップめん」です。
1970年代になると、インスタントラーメンはさらなる進化を遂げ、新たな時代を迎えます。きっかけは1971年に発売された、日清食品の『カップヌードル』です。
「インスタントラーメンの父」と呼ばれた安藤百福氏が、『チキンラーメン』を海外にも広めようとアメリカを訪れたときのこと。現地スーパーの担当者が『チキンラーメン』を小さく割って紙コップに入れ、お湯を注ぎ、フォークで食べ始めました。
それを見た安藤氏は、「アメリカにはどんぶりも箸もない。つまりインスタントラーメンを『世界の食』にするためのカギは、食習慣の違いにある」と気付きます。
この経験をヒントに開発・誕生したのが『カップヌードル』です。カップに入ったラーメンをフォークで食べるというスタイルは、当時の日本人にはとても画期的なことでしたが、やがて若者を中心に受け入れられ、大ヒット商品になりました。
その後、他のメーカーも「カップめん」開発に乗り出し、ラーメン以外のカップめんも誕生します。
例えば『ペヤングソースやきそば』『日清焼そばU.F.O.』『日清のどん兵衛 きつねうどん』『マルちゃん 赤いきつね緑のたぬき』など、現在も根強い人気を誇る商品たちです。
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