経済アナリストのジョセフ・クラフトが9月5日、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」に出演。米紙が報道した北朝鮮・金正恩総書記とロシア・プーチン大統領の会談について解説した。
北朝鮮の金正恩総書記がロシアのプーチン大統領と兵器供与をめぐり会談か ~孤立した者同士の会談
飯田)北朝鮮の金正恩総書記が軍事支援をめぐって、ロシアのプーチン大統領と今月(9月)に会談を計画していると報道されました。
クラフト)孤立するプーチン大統領と孤立する金正恩総書記、孤立者同士でお互いに支えていくのだと思います。ウクライナ情勢を鑑みて、北朝鮮がどこまでロシアに軍事支援を行うのかは注目だと思いますし、個人的には、金正恩氏の訪問の路次が気になります。
飯田)何を使って行くのか。
クラフト)飛行機で行くのか、列車で行くのか。おそらく列車で行くと思いますが、そうなると1週間くらいかかるので非効率的です。そんなことをしている時間があるのかなと思いますが、そのようなところも国力を証明する1つの指標ではあります。
北朝鮮対策に関して手立てがないアメリカ
クラフト)ロシアに加担する国が少しずつ減ってきているなかで、孤立者同士の会合になりますから、そちらはそちらでどうぞという感じではないでしょうか。
飯田)武器に関しては、北朝鮮製も相当入っていると報じられています。その辺りだけではなく、というところでしょうか?
クラフト)残念なのは北朝鮮対策に関して、アメリカも手立てがないということです。見ているしかありません。バイデン政権の前も、各政権、いろいろ試してはきましたが、なかなか北朝鮮を封じ込めることができませんでした。中国との関係も悪化してきていますので、北朝鮮政策においては手詰まり状態になってしまっています。
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