政府補助いつまで続く? 安くならない電気料金 「日本独特、政治が弱っちい」専門家が指摘

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政策アナリストの石川和男が10月21日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送Podcast番組「石川和男のエネルギーリテラシー」に出演。政府が一部補助を続け、低く抑えられている家庭用電気料金について、「日本独特、政治が弱っちい」と指摘した。

政府補助いつまで続く? 安くならない電気料金 「日本独特、政治が弱っちい」専門家が指摘

※イメージ

現在、日本国内の家庭用電気料金は地域によってばらつきはあるものの、去年2月のロシアによるウクライナ侵攻後、天然ガスなどの燃料輸入価格上昇に伴い、高止まりが続いている。そこで政府は、家計のひっ迫を防ぐため、今年1月の使用分から電気料金の一部補助を開始。見かけの負担額は減ったものの、補助分を除けば値下がりしていない。この原因について石川は、2011年に発生した福島第一原発事故以降、多くの原発が止まったままで、化石燃料を多く使う火力発電所などがフル稼働している現状に言及。その上で、こう述べた。

石川)人類は原発事故を3つ経験している。最近だと福島第一原子力発電所、その前が1986年ウクライナ(当時旧ソ連)のチョルノービリ(チェルノブイリ)、その前が1979年のアメリカ・スリーマイル島。だけど、アメリカのスリーマイル島の事故とウクライナ(当時旧ソ連)のチョルノービリ(チェルノブイリ)事故の時って、事故炉はさすがに止めたけど、他の原発は動いているし、まして他の原発まで止めたなんて、こんなアホみたいなことはやっていない。だからこういうのって、日本独特の何というか、政治が弱っちいんじゃないかなとみている。

番組情報

石川和男のポリシーリテラシー

毎週土・日曜あさ8時配信(ニッポン放送 Podcast Station ほか)

番組HP

政策アナリストの石川和男が、暮らしに欠かせないエネルギー問題の様々な“見方”を提起。
日ごろ、テレビや新聞などで報じられることが少ない専門家ならではの視点やデータを駆使して、歪んだ情報を正し、あなたのリテラシー向上をお手伝いします。

※2024年4月6日(土)までは『石川和男のエネルギーリテラシー』

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