「縁」は仏教用語で「条件」? 日常で使う「ご縁」本来の意味
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。10月30日放送分のテーマは「縁」です。
「ご縁」という言い方がありますが、そもそも「縁」とは何でしょうか? 本来は大切な仏教用語で、「条件」や「働きかけ」を意味する言葉だと言われています。
「袖すり合うも多生の縁」……これは、知らない人とたまたま道で袖がふれ合うようなちょっとしたことも、前世からの深い因縁である、という意味の言葉です。また、人との縁はすべて単なる偶然ではなく、深い因縁によって起こるものであり、どんな出会いも大切にしなければならない、という教えでもあるそうです。
こうした「ご縁」を結ぶのが「縁結び」ですが、一般的には「縁結び=男女の仲を取り持つ」というイメージが強いかも知れません。しかし、実はそれだけではないそうです。
「ご縁」はいわゆる「男女の恋仲」の他にも、例えば「大切な友達や仲間」「良き先輩、良き先生、上司」「良き仕事」など、人だけでなく、あらゆる出会いを指すと言われています。
すべての出会い=ご縁がより良い方向へ結ばれるよう、神様の愛情に感謝し、願うことが「縁結び」なのだそうです。
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