大分県の「だんご汁」 名前はだんごでも「丸い形」ではない?
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。11月10日放送分のテーマは「だんご汁」です。
大分県の郷土料理に「だんご汁」という汁物があります。味噌仕立てで、小麦粉を練ってつくられた「だんご」が入っています。ただ、大分の「だんご汁」の場合は丸い形ではなく、平たい麺のような形をしています。
同じような汁物の1つに「だご汁」があります。「だご=だんご」であり、熊本県や佐賀県の郷土料理として知られています。同じ「だご」でも地域や家庭によって形が違い、佐賀県では、ちぎった「だご」が入ったものを「つんきりだご汁」と呼んでいるそうです。
これらの材料を考えると「すいとん」がイメージされますが、「すいとん」もだんご汁の「だんご」も小麦粉からつくられています。ただ、「すいとん」は練った状態でそのまま鍋に入れるのに対し、「だんご」は練ったあと、しばらく寝かせてから使うそうです。
あるいは形の違いがあったり、「すいとん」の場合はつくる際、小麦粉と一緒に片栗粉を入れることもあるのだとか。
さらに、富山県の郷土料理「三日のだんご汁」のように、小麦粉ではなく「もち米の粉」でつくられるものもあります。だんごを使った汁物は、他にも全国にたくさんあるそうです。
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