髪が焦げる「独特の臭い」って、何の臭いなの?
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。11月15日放送分のテーマは「髪の毛の構造」です。
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※画像はイメージです
髪の毛は、3つの層からできています。外側から「キューティクル」「コルテックス」「メデュラ」です。
「のり巻き」のような形をイメージすると、外側の海苔の部分が「キューティクル」で、ごはんの部分が「コルテックス」、真ん中の具材の部分が「メデュラ」となります。
「キューティクル」は透明なガラス状のタンパク質でできており、いくつも重なって髪の毛の内部を保護しています。キューティクルには水をはじく性質がありますが、ダメージを受けると欠けたり、はがれやすくなってしまいます。
「コルテックス」は「メラニン」という色素を多く含んでおり、種類や量によって髪の毛の色が決まります。また髪の毛の水分を保ち、しなやかさを与えています。
「メデュラ」は髪の毛の芯にあたる部分ですが、「はっきりとした役割はない」と言われています。細い髪・柔らかい毛にはあまりなく、太い髪・しっかりとした髪はメデュラの割合が多いそうです。
髪の毛の8~9割はタンパク質でできています。また、髪には硫黄を含むアミノ酸「シスチン」が多くあるため、髪の毛が焦げた際の独特な臭いは、「シスチン」の硫黄によるものだそうです。