「凹面鏡」は日常生活で何に使われているの?
公開: 更新:
あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。11月20日放送分のテーマは「鏡」です。

※画像はイメージです
「鏡」は透明なガラス板の表面に金属の銀を吹き付け、薄い膜のようにつくられています。
光には真っ直ぐ進む性質があります。その光が、ガラスに吹き付けられた銀の膜に反射することで、鏡にものが映ります。鏡に映る自分の姿は、こちらからの光が鏡にぶつかり、戻ってきたものだと言われています。
鏡に角度を付けると、光は鏡に当たった角度と同じ角度で反射して進みます。よく鏡越しに、こちら側からは見えないものが見えたりします。あるいは身長より低い鏡で全身を見ることができるのも、こうした理由があるからです。
「真っすぐ平らな鏡」は、ものを歪めずに映すことができます。一方で「丸みを帯びた鏡」もあり、なかでも外側にふくらんだ鏡は「凸面鏡(とつめんきょう)」と呼ばれます。広い範囲を映せるので、自動車のサイドミラーや道路のカーブミラーなどに使われています。
逆に、内側にへこんだ鏡は「凹面鏡(おうめんきょう)」と言います。反射した光を内側に集め、近くのものを大きく映せるため、懐中電灯やメイク用の鏡などに使われています。