行事で食べるお粥 「七草粥」の他に何がある?
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。1月19日放送分のテーマは「お粥と行事食」です。
お粥は行事の際に食べる「行事食」でもあります。例えば1月7日にいただく「七草粥」は、1年に5つある節句のひとつ「人日(じんじつ)の節句」の行事食です。
この日に邪気を払うとされる「セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ・スズナ・スズシロ」の七草を入れたお粥を食べ、1年の無病息災を祈るようになったと言われています。
また、1月15日の「小正月」に「小豆粥」を炊き、その年の農作物の収穫を占う行事が各地で行われていたことから、この日に小豆粥を食べる風習もあります。
さらに旧暦の8月1日、「八朔(はっさく)」と呼ばれる日にお粥を食べる風習もあります。「八朔」は現在の9月上旬にあたり、農産物が収穫される前の時期で、田の神様に豊作を祈願する大切な日です。
この「八朔」のお祝いに、疫病除けの効果があると言われるススキの穂の黒焼きを入れた「尾花粥」を食べる風習がありました。江戸時代になると、それが黒ごまを黒いススキに見立てた「黒ごま粥」になり、現在も続いているそうです。
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