熱中症について詳しく知って命を守ろう
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2024年夏の熱中症による死者は2033人と、初めて2000人を超えました(※1)。2025年6月1日からは、職場における熱中症対策が義務化されます。
熱中症予防のために、熱さを避け、こまめに水分と休憩をとりましょう。日頃から食事と睡眠をしっかりとり、体調を整えることも大切です。
また、暑さ指数や熱中症警戒アラートを参考に、熱中症になる危険性が高い日は、外出をなるべく控え、暑さを避けましょう。
ニッポン放送では、熱中症対策を放送で呼びかけているほか、「ニッポン放送 NEWS ONLINE」やポッドキャストコンテンツでも、熱中症対策に関する情報をお届けしています。
このぺージでは、いつでも読める/聴ける熱中症に関する情報をまとめました。熱中症から命を守るために、参考になさってください。
熱中症の怖さをサンドウィッチマンの伊達さんが語っています。
「サンド伊達、注意喚起『ちょっと飲み過ぎかな?くらい水分入れた方がいい』父が熱中症に」
https://news.1242.com/article/512998
なぜ熱中症になってしまうのでしょうか? 暑さに対応しようとする人体の仕組みについての解説です。
「熱中症にならないためには~汗は完全にぬぐい取らず湿り気を残す~」
https://news.1242.com/article/306658
熱中症の盲点についてです。熱中症にかかる人の半数以上が高齢者で、高齢者は室内で熱中症になっている方が多いといいます。ご本人が大丈夫だと思っていても、高齢になると、暑さや水分不足を感じにくくなっているので、注意が必要です。
「熱中症対策として冷やすべきは『ふくらはぎ』『手のひら』『後頭部』のどこか?」
https://news.1242.com/article/307615
高齢者と並んで熱中症にかかりやすいのが子どもです。子どもは、体温の調節能力がまだ十分に発達していないので、周りの方がよく気を配ってあげてください。
「子どもが熱中症になったときの対処法」
https://news.1242.com/article/306606
【記事】
今日は外で活動してよいのか、「暑さ指数(WBGT)」を確認しましょう。
「夏場に子どもを熱中症から守るためにも『暑さ指数(WBGT)』を参考に」
https://news.1242.com/article/456735
環境省のHPで「暑さ指数」を確認できます。
環境省 熱中症予防情報サイト
https://www.wbgt.env.go.jp/wbgt_data.php
【記事】
水分補給のために、東京都内には、900か所もの給水所が設けられています。利用方法を詳しくご紹介しています。
「9月も油断禁物!東京都に900か所ある給水所『Tokyowater Drinking Staion』で熱中症対策を!」
https://news.1242.com/article/514400
前島花音アナウンサーが、熱中症対策について、日本気象協会の小室拓也さんに訊きました。
「今年の夏はどう乗り越える?熱中症から命を守れ!」
https://podcast.1242.com/hodo-report/?page=3&ep=170
ポッドキャストではお伝えしきれなかった部分を、前島アナウンサー直筆のイラストを交えて紹介しています。
「今年はどう乗り越える? 今からできる熱中症対策」
https://news.1242.com/article/509313
◇熱中症の症状
熱中症の症状としては、めまい、立ちくらみ、筋肉のこむら返り、生あくび、筋肉痛、大量の汗をかく、などがあります。頭痛や嘔吐、やる気や活気の低下や、肌がべたべたするいやな感じも、熱中症の症状かもしれません。
◇外出の際の注意点
外出しないといけない場合は、日傘や帽子を着用し、飲み物も忘れずに。日蔭を選んで歩き、こまめに休憩を取りましょう。吸湿性・速乾性がある通気性の良い服を着て、くれぐれも無理をしないでください。保冷剤、氷、冷たいタオルなどで首や脇などを冷やしてください。
特に、体を動かすとき、車の運転をするときなどは、意識して休憩や水分をとり、汗をかいたら、塩分も補給しましょう。
◇室内での注意点
室内にいて暑さを感じなくても、室温や外気温を測定し、エアコンや扇風機をつけましょう。カーテンやすだれで、直接部屋に入ってくる日差しを遮ってください。お部屋の中でも、風通しの良い服装を心がけてください。
外出時はもちろんですが、室内でも、のどの渇きを感じる前に、こまめに水分・塩分を補給しましょう。暑さでばてているかもしれませんが、食事と睡眠をしっかりとりましょう。
◇熱中症の応急処置
エアコンが効いている室内や、風通しの良い日蔭など涼しい場所へ避難しましょう。
そして、衣服をゆるめ、身体を冷やします。冷やす場所は、首の周り、脇の下、足の付け根などです。水分・塩分・経口補水液(水に食塩とブドウ糖を溶かしたもの)などを補給しましょう。自力で水が飲めない、応答がおかしい場合は、ためらわずに救急を呼んでください。
2025年の夏も、全国的に暑くなる見込みです。あなたとあなたとの周りの方の命を守るために、熱中症対策をしっかりなさってください。
(※1)厚生労働省 人口動態統計月報「2024年6~9月の熱中症による死亡数(概数)」
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/m2024/09.html