能登半島地震を現地で取材している北陸放送の谷川恵一アナウンサーが2月1日、ニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。同日、地震発生から1か月がたった被災地の現状について、「避難所に格差があり、『避難所ガチャ』という言葉も生まれている。いまだに段ボールのベッドを使い、大人数で共同生活のような避難所も多い」と報告した。
能登半島地震は1日、発生から1か月となった。甚大な被害を受けた石川県では1月31日現在、9557人が公共施設や学校などに開設された1次避難所に身を寄せていて、宿泊施設などに2次避難している人も約5000人おり、避難者は合わせて1万4000人を超えている。また31日、石川県輪島市では県内では初の仮設住宅18戸が完成した。入居を希望する申し込みは4140件に上っているが、現在着工されているのは548戸にとどまっている。
谷川)避難所によって格差があります。支援が行き届いている所と、行き届いていない所です。「避難所ガチャ」という言葉が生まれているほどです。避難所の運営にあたっては、行政の方などがいろいろと加味しながら行ってはいるのですが、避難所によって格差があります。その格差の情報が行き交っています。
辛坊)避難所は、被災者本人が選べるのでしょうか。
谷川)選ぶことができないと聞いています。特に能登方面から移動する場合、避難所によっては「そこは嫌だ」と拒む被災者がいたそうで、そうした事態を避けるために行き先を告げられず、到着して初めて避難先の施設がどこかを知るという状況のようです。
辛坊)それはストレスがたまりますね。
谷川)そうですね。いまだに段ボールのベッドを使い、大人数で共同生活のような状態が続いている避難所も多いようです。
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[アシスタント]増山さやかアナウンサー(月曜日~木曜日)、飯田浩司アナウンサー(木曜日のみ)