キャスターの辛坊治郎が2月8日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。国民民主党が7日、ガソリン税を一部軽減する「トリガー条項」凍結解除を巡る自民、公明両党との協議から離脱する方針を正式決定したことについて、「連立政権入りの話がまとまっても得しないからだ」と解説した。
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自公とのトリガー条項凍結解除協議の離脱について記者団の取材に応じる国民民主党の玉木雄一郎代表=2024年2月7日午後、国会内(春名中撮影) 写真提供:産経新聞社
国民民主党の玉木雄一郎代表は衆院予算委員会での質疑で、岸田文雄首相がガソリン税のトリガー条項凍結解除を明言しなかったことを受け、自民、公明、国民民主の3党でのトリガー条項に関する協議を離脱する考えを記者団に表明した。
辛坊)国民民主党としては、連立政権入りの話がまとまったとしても、岸田政権の昨今の支持率の低下状況を見ると、得しないと考えたのでしょう。
そもそも、連立の話が持ち上がった当時の岸田政権の支持率は、今ほど低くありませんでした。岸田政権の支持率が劇的に下がり始めたのは、自民党の派閥のパーティー収入不記載事件につながることになる、昨年暮れ頃に浮上したキックバック問題です。
このキックバック問題で岸田政権のイメージは決定に悪くなりました。いわゆる危険水域まで落ち込む中で、岸田政権と連立を組んで得するのか? 単純に考えれば、得しないですからね。