自転車・冨田愛琉 トラック短距離といえば「自分自身」になる!

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3月24日(月)荘口彰久がパーソナリティを務める「ケーダッシュセカンドプレゼンツ 輝く未来のアスリート アスヤン!~若いアスリートを全力応援~」(ニッポン放送・毎週月曜21:00~21:30)が放送。

ゲストは冨田愛琉。
2009年生まれの中学3年生。父の勧めで競技を始める。トラック短距離ですでに輝かしい成績を残していて、例えば2023年JOCジュニアオリンピックカップ WU-15 500mタイムトライアル優勝、去年のJOCジュニアオリンピックカップ WU-17 ケイリンで優勝等の実績を持つ。現在、鹿児島県在住。将来競輪選手、五輪出場を目指して練習に励んでいる。

また、自転車 銀メダリスト・長塚智広が今回も出演。

自転車・冨田愛琉 トラック短距離といえば「自分自身」になる!

荘口:自転車競技の選手は、特殊な自転車に乗っていますが、普通に公道を走っていいものではないんですよね?

長塚:ダメですね。トラック短距離用自転車はブレーキがついていないので。急に止まれないので、レース中に前で転ばれると乗り上げるしかないという状況になりますね。

荘口:冨田選手、そんな特殊な自転車に乗っていて怖くないですか?

冨田:怖いですね。まだトラックで事故とかを起こしたことはないですが。

長塚:競技用の自転車って、ものすごくエアロダイナミクスを追求するようなカーボンモノコック(カーボンを素材に製作されたモノコックフレームのこと)で作っているので、パリ五輪の際、東レが日本代表のために開発した自転車は1台2千万円くらいの価格になっています。市販したものでないと使ってはいけないということで、市販されていますが。

自転車・冨田愛琉 トラック短距離といえば「自分自身」になる!

荘口:それでは冨田選手、この1年くらいの短期の目標は何でしょうか?

冨田:3つあります。今年のインターハイに出場し、決勝に勝ち進んで⼊賞したいと思っています。あとはJOC で、ケイリン、スプリントで短距離種目2冠。そして、11 ⽉の強化指定先⾏合宿にてF(助走をつけてスタートするフライングスタート方式のこと)200で12 秒2を切り、1kmタイムトライアルで1分15秒を出し、3kmで4分以内を出して指定選⼿に選ばれたいと思っています。

荘口:続いて、5年くらいかけての中長期の目標は何でしょうか?

冨田:まずは来年、高校2年生の時に選抜大会、インターハイ、全日本において優勝、もしくはメダルを獲得したいなと思います。ナショナルトラックジュニア選⼿に選ばれて海外レースを経験したいです。アジア選手権でもメダルを獲ったりとか。女子短距離といえば「冨田愛琉だよね」と言われるような選手になりたいですね。

自転車・冨田愛琉 トラック短距離といえば「自分自身」になる!

荘口:そのために今足りないと思うものは?

冨田:自分に足りないのはダッシュ力と、スタートの仕方が得意でないのでその練習を中心にしています。父とイメージトレーニングをしたりとか、上手な人、例えば長塚智広さんのアテネ五輪の時のスタートを見ていると勢いがありますが、自分は全然勢いがなくて、長塚さんのスタートを目指したいなと思います。

長塚:参考にしてくれるのは嬉しいですけど、自分の特性の、伸びるところを伸ばすというのが大事だと思います。得意な分野も苦手な分野もあるじゃないですか、勉強とか性格とかも。苦手なものは苦手と認めたうえで、一番伸びそうなところを伸ばすのが勝利に近いんじゃないかと思います。海外の選手はそういう選手が多いですね。

荘口:それでは冨田選手、長期的な目標は何でしょうか?

冨田:競輪学校(日本競輪選手養成所)の試験を受けて合格して競輪選手になって、オリンピックに出て世界で活躍したいです。その後競輪をやめたとしても、後の世代の方が競輪とか自転車競技って面白い、って思えるようなお手伝いができたらいいな、と思っています。

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