横浜ゴム株式会社(以下、横浜ゴム)は、7月17日(木)、東京・セルリアンタワー東急ホテル B2Fボールルームにて、『横浜ゴム スタッドレスタイヤ新商品及び新CM発表会』を実施。女優の吉岡里帆を招き、新CMを初公開するとともに、撮影の裏話などで盛り上がった。

東京・セルリアンタワー東急ホテル B2Fボールルームにて行われた『横浜ゴム スタッドレスタイヤ新商品及び新CM発表会』の様子
横浜ゴムは、YOKOHAMAの乗用車用スタッドレスタイヤにおいて第8世代となる新商品『iceGUARD 8 (アイスガード エイト)』(製品名『iceGUARD iG80(アイスガード アイジー ハチジュウ)』)を発売。同シリーズにおいて一貫して追求してきた氷上性能を革新的に高める、冬用タイヤ新技術コンセプト『冬テック』を採用した第1弾商品で、これまで採用してきた技術では難しかったレベルでの氷上性能の革新を実現し、冬の走行でもっとも危険な凍結路面での安心・安全なドライブをサポートする一品だ。

横浜ゴム 代表取締役社長兼COO 清宮眞二氏
本発表会では、まず初めに、横浜ゴム 代表取締役社長兼COO 清宮眞二氏が登壇し、この度発売となる新商品『iceGUARD 8』について解説した。

新商品となる『iceGUARD 8』
まず清宮氏は、新商品開発の背景から説明。2024 年度から2026年度までの中期経営計画「Yokohama Transformation 2026」を進めている横浜ゴムは、同社にとってもっとも重要な市場となる冬用タイヤの需要が高まる中で、独自の技術を追求して商品開発に取り組んできた。氷上性能を追求する理由として、清宮氏は、「日本の凍結路面は、他の国々よりも滑りやすく過酷である」という点を挙げ、“安心・安全”なスタッドレスタイヤを提供することの重要性を強く訴えた。

冬用タイヤ新技術コンセプト『冬テック』で接触の密度と面積を最大化
この度採用した革新的な冬用タイヤ新技術コンセプト『冬テック』では、「接触の密度(氷とゴムの接触点)」と「接触の面積(路面とタイヤの接触の面積)」の2つの視点において、冬の路面との接触を最大化している。
新開発の『冬ピタ吸水ゴム』は、従来よりも小型化した天然由来素材の「水膜バスター」を高密度に配合。氷が滑る原因となる水膜を吸水する力を向上し、氷上での接触の密度 (氷とゴムの接触点)を従来品のコンパウンドに対し63%増加することで、氷上性能を飛躍的に高めている。また、シリカの増量と新素材「オレンジオイルS+」の配合により、低温時でも優れたドライ・ウェットグリップを発揮するとともに、 約4年後まで氷上摩擦力の低下を抑制できる。

『iceGUARD 8』には細かなデザインにもこだわりが
トレッドデザインは、冬用タイヤの4つの機能「圧縮抵抗・雪柱せん断力・凝着摩擦・エッジ効果」を最適化した作りとなっており、氷上路面と雪上路面との「接触の面積」を追求。これにより、氷に効く路面とタイヤの実接地面積を従来品比で8%、ブロック剛性を7% 高めた専用トレッドパターンを開発し、氷上性能を大幅に向上している。また、相反する接地面積と溝エッジ量の最大化を両立することで、雪上性能もより高次元に引き上げている。さらに、デザインにもこだわりを見せており、算用数字の「8」と漢数字の「八」をあしらったデザインとなっている。

冬の安心・安全を守る新商品『iceGUARD 8』は9月1日(月)発売
こうして多くの新技術を用いて作り上げた『iceGUARD 8』について、清宮氏は、「日本の冬の安全は、スタッドレスタイヤが守る」と自信を持ってアピールした。同商品は、2025年9月1日(月)日本発売となる。

吉岡里帆出演の新CMを初公開
その後は、吉岡里帆出演の新CMを公開。本CMには「iceGUARD 8誕生」篇と「iceGUARD ブランド」篇の2種類があり、8月18日より北海道エリアを皮切りに順次放映される。会場では一足先に初お披露目となったが、冬の装いに身を包んだ吉岡と、「冬にはやっぱりアイスガード」「冬の運転の安心・安全のために、丸ごと作り直しました~!」「おまたせ」などのセリフが印象に残る仕上がりとなっていた。

ゲストとして登場した女優の吉岡里帆
続いて、本日のゲストである吉岡を迎えてのトークセッションを展開。雪の中で撮影しているように見えて撮影場所はスタジオだったそうだが、雪道を歩いているかのように演技をするにあたって工夫した点について聞かれると、吉岡は、「より雪に近いリアルな質感を出すためにクッション素材を足元に置いて、それを強く踏み込むようにして、雪がたくさん積もっている演出をさせていただきました」と撮影時のエピソードを披露した。

「最近見直したいこと」についての質問では吉岡の意外な悩みが
今回のCMでは「丸ごと作り直しました~!」というセリフが印象的だが、それを受けて、吉岡自身の「最近見直したいこと」について質問も。すると吉岡は、「『やる気を出す方法』について『簡単なことからやるといい』というのをSNSで見かけて、一番簡単なものからやり始めるんですけど、TODOリストに入っている項目が多すぎて、簡単なものからやり始めると、肝心なメインの予定をこなせないんです…(笑)」と自身の悩みを吐露した。

『iceGUARD 8』にちなんだ質問にも吉岡ならではの回答が
また、『iceGUARD 8』にちなんだ内容で、「この冬、備えたいものは?」という質問もあった。これに対して吉岡は、雪が多い道で撮影をすると、道中で靴が濡れてビチャビチャになってしまうことがあるといい、「今年は雪道でもちゃんと歩けるように、長靴を購入したい」と回答。さらに、吉岡の「“安心・安全”できるものは?」という問いかけには、「簡単に否定しない人」と答え、悩みを打ち明けた際に「そういうことってあるよね」と一度同意した上で「でも、こうするともっといいかもね」とアドバイスをくれる相手だと、「優しくて安心感があるなと思う」と語っていた。

『iceGUARD 8』をユーザーへアピールする吉岡
最後に一言メッセージを求められると、吉岡は、「今は夏なので冬が遠く感じるかもしれませんが、冬になるとしっかり寒くなって雪が降る日本なので、スタッドレスタイヤが必需品になると思います。ぜひCMとともに注目していただいて、『iceGUARD 8』を皆さんに選んでいただけたらと思います」とアピールした。

最後にフォトセッションに応じる両名
トークショーが終わると、最後にフォトセッション。『iceGUARD 8』を間に挟み、清宮氏とともに笑顔で応じた。
「日本の冬の“安心・安全”を守る」という思いを込め、この度新商品を発売する横浜ゴム。消費者の需要に応えて画期的な進化を遂げた『iceGUARD 8』を、この冬に備えてぜひ購入してはいかがだろうか。
■横浜ゴム 公式サイト
https://www.y-yokohama.com/
■『iceGUARD 8』詳細ページ
https://www.y-yokohama.com/brand/tire/iceguard/